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[職業技能値] (EDU*10)+(DEX*10)=300 [特徴表] 【愛書家】 あらゆるジャンルの蔵書を持っている。〈図書館〉に+20％。 さらに図書館に出かけなくても、自宅の書庫で〈図書館〉ロールが可能となる。 【素早い】 柔軟さと軽快さを併せ持っている。SIZが9以下のためDEX+2。 [プロフィール] ----------------------------------------- 誕生日:不明 血液型:不明。推測ではA 身長:150cm 体重:45kg 趣味:読書 嫌いな物:汚いもの ----------------------------------------- 嗚呼、どうか、どうかこの私めのくだらない独り言にお付き合いくださいませ。 私は親というものを知らずに育ったこどもでした。物心ついた時から唯々佇み、ヒトから食料や物品を奪い生きながらえる日々でした。 勿論成長するにあたって必要な栄養など摂れる筈もなく、私の身体は酷く貧相なものになりました。 齢18になった今でももっと下の年頃のこどものような体系のままで私の成長は止まりました。 別に気にしてなどおりません。えぇ、ただ。ただ本棚の上の段に届かない事には不便を感じておりますが。 それで、そう。私が何故遺書家などをやっているか？ 始まりは目の前に突然現れた謎の男でした。その方は他人の命を造作もなく、特に何かをするわけでもなく、息をする様に奪っていく方でした。 私が、私たちが見ずぼらしくも必死につないできた命を、あっさりと奪ったのでした。 その手際に、その赤色に、その瞳に、私は魅入られたのかどうしたのか。半ば無理やり彼の後ろをついていくことに決めました。それがそう、まだ知識のない頃でしたから……いつのことだかもう今はわかりません。 彼の後ろをついていくうちに、命を奪われたヒトが大量に抱えていた蔵書に私は興味を惹かれました。丁度読み書きを教わっていた頃でしたから、本に書かれた文字は私に沢山の知識を与えてくれました。世界を与えてくれました。 正統でない手段で得た金銭は「汚い金」というらしいのですが、この場合は「汚い本」となるのでしょうか？ あぁ、すみません。話がすぐ脱線してしまい。彼以外の誰かと話をするのが久しぶりで、ついはしゃいでしまいました。 だからどうした？と。私の身の上話などどうでもいい、と。なるほど。 えぇ、えぇ、そうですね。確かに私の話など貴方にはどうでもよいものです。 ですが、えぇ、聞いてくれてありがとうございました死にゆく貴方。遺書の用意は出来ましたか？ これは私が責任を持って貴方の大切な人へと送り届けましょう。彼に救われた私が、仕事を違えたことなど一度もありません。 ですから、安心して。安心して彼の手に身を委ねてくださいね。 では、おやすみなさい、名も知らぬ貴方。 --------------------------------------------- モリア(mourir) 仏語で「死すること」を意味する単語。

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