キャラクター保管所
バックアップ
リスト
モバイル版
ヘルプ
ログイン
Twitterでログイン
登録
トップ
Webサービス
キャラクター保管所
クトゥルフ PC作成ツール
白波瀬望(しらはせのぞむ)
ID:3268057
MD:7d9d8d4880011e1b9e08051f3d4473a6
白波瀬望(しらはせのぞむ)
タグ:
ムー探索者
非表示
簡易表示
通常表示
生まれ・能力値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
能力値
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
非表示
簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
↑ページ上部へ
その他メモ
特徴表・勉強家(1-7) あなたは日々学ぶことに精進している。 EDUに+1。 職業・精神科医(2015) 特記:一件の狂気において<精神分析>のロールに失敗しても、環境を整えたり、投薬を行ったりすることで再度<精神分析>のロールを行うことができる。 白波瀬 望(しらはせ のぞむ)(34) 精神科医。個人経営のクリニックを構えている。物腰柔らかで、いつも穏やかな笑みを浮かべている人。相手の話をよく聞き、心に寄り添おうとすることを昔から心がけている。常に長袖の白衣ときちっとしたワイシャツを身につけており、肌を露出することは殆どない。 ***** 『一時的狂気、不定の狂気共に、<精神分析>で解除することができる。 狂気に陥った本人が振る事は出来ない。』 (クトゥルフ神話TRPG ルールより) 精神科医を目指したきっかけは、母だった。 元々精神が強くなかった彼の母は、彼の父親に当たる夫に捨てられたことをきっかけに心を病んだ。元々精神が不安定な女性は、結婚や妊娠など人生の大きな転機で精神を更に傾かせる傾向にある。彼の母もその一人だった。彼の妊娠、出産に伴い酷い鬱衝動に苛まれた彼女は、彼が物心つく頃には笑っている顔など殆ど見ることができないものだった。喚き、パニックを起こし、子供の彼にも当たり散らす。そうしていよいよ父にも捨てられた時、彼女の精神は完全に瓦解してしまったのだった。 両親は離婚し、彼は父親に引き取られることとなる。父からの、彼への目は冷たかった。最早愛していない女との子だ、それはそうだろう。それでも義務感からか彼が一人立ちするまで父は彼に対して金をかけ、育成環境を提供した。特に会話も無い冷めた家ではあったが、それでも彼は大人へと成長していく。 大人へと変わっていく彼にとっても、母である彼女はどうしても大切だった。どれだけ見向きをしてもらえなくても、彼はそれからも病院に通い続けた。少しで反応をもらえたら嬉しかった。彼の将来の夢は、「母の病気を治すこと」「また一緒に暮らすこと」に決まっていた。 そうして彼は勉学に励み、努力の末望み通りに精神科医への道が開けることとなる。机に齧りつくように勉強して医師国家資格に合格し、忙殺されるような二年間の研修期間を終えた彼は、数年ぶりに母の元を訪れる。 そんな彼を、母は空から見下ろしていた。正確に言えば、その大きな病院の、屋上から。その細い体が、地面に着くまでの数瞬を彼は見ていた。地面に着いた彼女の体が柘榴のように弾けるのを。ぐしゃりと潰れたその顔は、どこか笑っていた。 母は自殺だった。屋上には、彼女の靴と共に、短い遺書と彼が彼女に宛てた手紙が置いてあったそうだ。近況報告をとして、彼が定期的に送っていたものだった。手書きの方が気持ちが伝わるだろうと、いつもメールなどではなく紙で送ることにしていた。 『研修が終わったので、明日久しぶりに見舞いに行きます』 と、時間と日時を書いていた手紙。そして、その日に屋上から飛び降りた母。彼女は間違いなく、彼に見せるためにあそこから飛び降りたのだった。その詳しい心情までは、ただ 『疲れました』 とだけ短く書かれたその遺書からは、読み取ることはできなかった。 ***** 自分の行っていたことは、間違いだったのだろうか。 自分はただ、母に笑って欲しかった。 ただ、また一緒に暮らしたかっただけなのに。 違う、彼は母に自分を見て欲しかった。愛して欲しかった。彼女を救うことは、彼女の愛を求める彼自身を救うことでもあったのだ。…しかし、それは二度と叶うことはなくなった。これ以降、彼の精神は少しずつ軋み、悲鳴を上げ、崩壊を初めていく。 ***** 母が死んだ後。彼の脳裏に呪いのようにこびりついたのは、潰れた母の最後の笑みだった。彼は母に生きていて欲しいがために、足蹴く病院に通い、勉強をし、尽していた。しかし彼女の笑みは、まるで解放を得たかのような穏やかなものだったのだ。母にとって、自分は苦痛を与える存在でしかなかったのかもしれない。母にとって本当の救いとは、死という全ての終りだったのかもしれない。そんな考えが、少しずつ彼を侵食していった。 彼は母亡きあとも、精神科医として多くの患者を目にした。仕事を、金を、友人を、子を、親を、夢を、体を、様々な取り返しのつかないものを失い絶望する人達がいた。彼は精神科医として彼らに出来る限りの治療を施した。出来るだけ多くの患者を救いたいと奔走する彼の目には、患者の姿が母親と重なって見えていたのだろう。 …しかし、そんな奮闘も虚しくある日患者の一人が自殺した。職場で酷く追い詰められ、眠ることもできずに苦しんでいた女性だった。 人には、「希死念慮」という機能がある。精神的に追い詰められた時、生に希望を見いだせなくなった時、人は死を望む。死に、希望を求めるのだ。…そして、そのまま死んでいく彼らは、人生のあらゆることから解放される。「死は人の救いとなる」。 ある時、彼はとある絶望を訴える患者に、「死」について語った。優しく、緩やかに、心を込めて、精神へと直接語りかけるように。往診を繰り返すたびにその患者の顔は安心したように柔らかくなっていくのがわかった。 「そうか、死ねば全て楽になれるんですね」 そうして、その患者は自殺した。部屋で首を吊って死んでいたという話を後で聞いた。彼の遺書には、「白波瀬先生、親身にお話を聞いて下さりありがとうございました」と書かれていた。彼は、そうか、と思った。そうか、こちらが正しかったのかと。 そこから、彼は本格的に新しい勉強を始めた。人を救う術を。それは洗脳とも、催眠ともいえるものかもしれなかった。それでも彼は、「明確に救いを得た患者」の姿を見たいと思った。自分によって救われた患者。笑顔で死んでいく患者。それを見て、自身の少しでも母に向けていた気持ちが、救済の望みが、報われるのではないかと。 「ああ、私は生きていて欲しかった」 「母に、全ての人に。笑顔でいて欲しかった。だけど」 「彼らにとっては生よりも死の方が救いになる、ならば仕方がない」 「私は彼らを救いたいのだから」 生きて居て欲しい、と思いながら患者を誘導し、死へと導いた。自殺大国の日本で重い鬱患者が自殺したところで、彼の行動が明るみとなるほどに調査が進むこともなかった。一人、また一人とその数が増えていくうち、彼の精神はまた悲鳴を上げる。 (本当にこれでいいのか?) (本当に私は、こんなことがしたかったのか?) 患者たちは。彼の言葉に確かに穏やかな顔で笑った。確かに自分は彼らを救っているのだと思うほどに、虚しさが彼の精神を追い詰めていた。そしてある日、限界を感じた。もう自分は死ぬべきだと思った。これ以上人が死ぬ前に、これ以上自分の心が壊れる前に。 試しにナイフをぐさりと手首に刺してみた。酷い量の赤い鮮血が流れた。このまま置いていたらきっと失血して死ぬ。そう思うと何故か安心できた。ぐらり、と貧血か視界が傾く。このまま眠ればもう目が覚めないのではないかと思った。 …しかし、朝は来た。死ぬには浅かったらしい彼の手の傷はいつの間にか流血をやめていた。ふらつく体で生を感じて、またどこかで安堵するような自分がいるのがわかってしまった。…それからは、繰り返しだ。 死のうとするたび、安堵を得た。患者たちが死を肯定されることにより得る感情は、このようなものかと身をもって感じることができた。ならばやはり自分は間違っていないのだ。だけどどうしてか苦しい。死にたくて仕方がない。自殺をしようとして、体に傷をつけ続けた。生きて居ることに安心した。服の下には傷が増え、彼の言葉で死を選ぶ人の数も増えていく。 …そうして、彼は。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ
エラーメッセージ
「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
クトゥルフ神話TRPG