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職業:使用人 以下「頭夢児島殺人事件」HO3ネタバレ有。 頭夢児家の使用人。 幼い頃にこの島に漂着した。それ以前の記憶を持たないため、主人によって両親等も探されたが分からずじまいとなってしまった。そのため身寄りもなくなった孤児である理喜を主人は頭夢児家の使用人として育てた。 苗字がないのは不便であろうと、頭夢児の名前を与えられている。理喜は本人が覚えていた唯一のものであり自身の名前。幼かったために漢字は覚えておらず、りきという音に漢字を合わせたのは現当主、呉土である。 理喜は主人を本当の親のように思っており、呉土様と呼び慕っている。島に在住する頭夢児はすぐ医者にかかれないという事から、主人たちのために医学を独学で学び始めた。 「使用人たるもの〜」というのが口癖でしばしば使い、本人も使用人としての正しい振る舞いを心がけている。が、元来大雑把な性格だったようでめんどくさくなると暴力と口喧嘩で解決しようとする脳筋である。 事件の真相にたどり着いたのち、理喜は主人のことも忘れられず主人の罪、またそれを見逃していた自身にも責任があると思い苦悶の日々を送る。 残された御子息御令嬢のため、自分の身を尽くそうとそれのみを考えるようにしようと以前にも増して仕事に邁進している。 彼らが立派に巣立ち、自らの役目を終えた後の自分の人生についてまでは考えが回らず、ただ目の前の日々を過ごしている。 大切な人について 頭夢児家の全員が大切ではあるが、中でも年も近く幼少期から交流のあった頭夢児来虹のことは妹のように大切に思っている。 幼少期の記憶があやふやであるが、彼の思い出せる最古の記憶でも来虹がいた。主人と召使いという関係ではあるが、理喜にとっては時折幼少期の態度が出てしまう唯一の相手である。しかし理喜は召使いであろうと振る舞う。 未熟ではあるが頭夢児の人間としての責務を果たそうとする姿勢やそうあろうとする責任感の強さを尊敬しているともに、若さゆえの愚直さを心配もしている。ただ基本的には彼女の意向は尊重しているため、苦言を呈すことは少ない。 理喜自身に趣味と呼べるものは少ないが、彼女らの世話を焼く事に対しては熱意を持っている。強いて言えば、お世話を焼くこと、それこそが彼にとって趣味なのかもしれない。

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