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｢ちがうもん そんなんじゃないもん｣(現代探索者基本芸術家ベース：個人的な技能としてキック) 浮浮 氷魚(ふわき ひお) 私立柴咲高校に通う高校1年生女。 物凄い寂しがり屋で、置いていかれたりそっけない態度を取られたりすると直ぐショックを受けてしまう。そのくせ意地っ張りなので素直になれずに強く当ってしまうこともある。部活のメンバーのことは家族の様に思っているためヒヨコのように先輩部員について行く。 部活は変人(次世代型変則人型機械研究)部所属。活動内容はよく分からんけど他の部活には興味がわかないし、変人部なら好きなことなんでもさせてくれそうと思って入った。そしたらなんか思ってたのと違った。 趣味は修理。機械修理、傷の手当、解れた服を繕うなどその範囲は多岐に渡る。昔ぬいぐるみのボタンを繕ってる際に、完成したぬいぐるみが凄く元気になった気がしたのがきっかけ。それ以降無機物でさえも有機物のように手当してあげるようになった。 普段から1つのぬいぐるみを持ち歩いている。 そのぬいぐるみはサメとイカの足とカニの爪をもった見た目をしている。名前はタコ。 氷魚は母子家庭で今日今まで育って来た。 昔はたまに父親が家に訪れ一緒に遊んでくれたりした。ある日には家族3人で水族館にいったりもした。そこのショップに売ってあったサメのぬいぐるみが欲しいと父親にねだれば笑顔で買ってくれた。 それ以降父親に会ったのはたったの2回だった。 1回目は翌年の誕生日。その時プレゼントにイカのぬいぐるみをくれた。嬉しかった。 2回目はその半年後。何でもない日なのにプレゼントをくれた。カニのぬいぐるみ。どうしてくれたのかと尋ねれば、少し悲しそうな顔をしながら頭を撫でてくれた。その時、母親はどこか疲れきった顔をしていた。 それ以降父親が家に来ることは1度もなかった。当時幼かった氷魚はなぜ？という疑問と寂しさを強く感じ、父親から貰った3つの人形を大事に大事にした。ただ持ち歩くには大変だと思い、その3つを1つにして｢パパ｣と呼んだ。 後に父には別の家族が居ることを知った。そしてそちらの家族を選んで自分と母親は捨てられたのだと知った。その事実を知った時、言葉にならない怒りと悲しみが込み上げ、父親との思い出を全て消してしまおうかと思ったが、出来なかった。父親に執着してしまっていたから、大好きな父親から貰ったぬいぐるみを捨てるなんて、できっこなかった。 今では名前を｢タコ｣とし、常に肌身離さず持ち歩いている。 誕生日:3/25 一人称/二人称:わたし/あんた 《ジャンクパーツ・フルセッション》全員生還　KP:くるまい　PL:はっぱ、かび、えびぽ、小織　敬称略 第一話　2020/8/13 全員生還 第二話　2020/10/17,18 全員生還 第三話　2020/11/28 全員生還

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