タグ： 半熟ひよこ

【2015職業】 2015ファッション芸術家ベース(メイクアップ・アーティスト) 特記：流行に敏感。相手の服装を見ただけで、社会的地位や収入などがわかる。さりげないアクセサリーの価値もわかる。 【2015特徴表】 ・2/1手先が器用 　任意の＜製作＞技能の基本成功率50％。＜機械修理＞＜電気修理＞+10％ ・1/7勉強家 　日々学ぶことに精進している。EDU+1 【習得呪文】 ・アイホートの追放 ・雛を取り除く ------以下シナリオ(タイトル伏せ)のネタバレを含む為スクロールNG------ 【KPへ】 海枯れHO1　/　END3 ※海枯れの時の立ち絵は「白鴉 梓」の名前でTLに投稿している + ENDで髪を切っているため本シナリオ用に立ち絵をTLに上げる際は髪型が違う為、海枯れのネタバレにはならないと考えています ※※※以下、海も枯れるまで用の詳細設定の為読まなくて問題ありません※※※ 名前：鴉→死の象徴　　渚→波打ち際　=　死の間際 　　　ただし、鴉は黒いものよね。 【技能振りについて】 姉への完璧な擬態が目的。 捨てていない姉の服を着るのはもちろんのこと、写真に残された姉の服そっくりに自分で服を作って、姉と同じように写真を撮って…… という生活のための製作、写真術、変装。 勉強頑張る図書館。親の顔を伺いながら過ごした目星心理学。 姉のふりを間違えると手を挙げられることもあるが、傷が残っていたり落ち込んだりすると姉から遠ざかってしまいまた殴られるため応急手当、精神分析。 【自殺理由という名の過去】 歳の離れた姉が、いた。 13歳上の姉である【梓】は大変優秀で両親の多大な期待に答え続けた。20歳の時に事故で亡くなっている。 成人式の数日前、雪の降る1月のことだった。雪でスリップした車が突っ込んできた、ただそれだけの、よく聞く不運な事故だ。 母親は精神を病み、【梓】が居なくなったことを受け入れられなかった。 そして、幼いころの【梓】にそっくりの顔を持つ【XXX】を【梓】と呼ぶようになった。 父親も壊れかけの妻を見て、その代償行為を強く咎められはしなかったのだ。 「少しの間だけでいい、母さんの話に合わせてやってくれないか。しばらくしたら、きっと受け入れられるはずだから」 当時7歳の【XXX】は、それを受け入れた。母のことも、父のことも、姉のことも、愛していたからだろう。 少しの間だけ。きっと、元気になってくれるはず。きっとまた、【XXX】と呼んでくれる。きっと、いつか。きっと。きっと。 【XXX】の人生は、【梓】の『やり直し』である。 【梓】は勉学において優秀な成績を収め、気立てもよく【XXX】と同じように容姿にも恵まれていた。 理想の人生を体現したような人物だった。理想の高い母も大変満足していた。 妹である【XXX】が容量悪く勉強も得意でない、ただの空想好きの少女だったとしても、姉が居たからそれでよかったのだ。 【梓】を求められるようになってから、完璧な人生を送らなくてはいけなくなった。 得意ではない勉学に死に物狂いでかじりつき、姉の入った中学へ行き、高校へ行き、大学に入った。 姉のように話し、姉と同じ服を着て過ごした。 20歳を迎え、【梓】が袖を通すはずだった振袖を纏い、そして母は再び壊れた。 その先の人生は、【梓】にないのだ。なぞる道がないはずなのに、目の前にいる【XXX】は何だ？ 母はそこに完成した【梓】の紛い物を、【XXX】を受け入れられなかった。 【梓】をなぞることでしか生きてこれなかった【XXX】もまた、自分が【XXX】である感覚をもう忘れていた。 そして、思ったのだ。【梓】をなぞろう、と。 舞踏会に連れて行ってくれる妖精さんも、迎えに来てくれる白馬の王子様も居なかった。私はお姫様になれないのだろう。 【梓】と同じようにこの人生に終止符を。泡になって、とけてしまえたらいいのに。 要約：20歳の姉が死んだのと同じように、20歳の自分も死のうとしている。そこに、お姫様への憧れを付与しながら。

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