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悪魔のくせにすごく小物っぽく振る舞う。口調は相手によってため口とですます調を使い分ける。他人を煽るのが好きで出会った者は大体煽り倒している。悪魔であるのもあり、嫌う人妖は多い。一方で鳥獣伎楽のファンで、他の妖怪のライブにも顔を出すほど音楽好きでもある(自分でやりたいとは思わないが)。 魔界出身の由緒正しき悪魔。魔界の中でも荒くれ者が集う地域で育った。身体的に強い者が多い中、サンだけ貧弱でよく喧嘩を売られてボコボコにされていた(サンがただ鍛えていなかっただけだが)。しかし、魔法の才能はあったようで、力に頼らないでも戦える技術を身に着けると、同期なら大柄な相手でも一方的に倒すこともあるくらいにまでのし上がった。その実力を買われてそこそこいい会社で働くことになった。ただ、その頃からサンの性格はねじ曲がっており、隙あらば他人を煽る癖ができていた。丁寧な口調で話すときでさえ他人をイラつかせるので、よく上司に怒られていたが、サンは何ともない様子だった。それに加え、入社してから会社の期待とは裏腹に可も不可もない業績を取り続け、少しも昇格の意志がないようであった。 しばらくして急に仕事を辞め、新天地を求めて幻想郷に引っ越した。幻想郷に来ても変わらず出会う人妖を煽ったり喧嘩を吹っ掛けたりしていたが、ある日、たまたま鳥獣伎楽のゲリラライブに鉢合わせてその音楽に感銘を受けた。魔界でも同じジャンルの音楽がなかったわけではないだろうが、そこで聞いた音楽には何か別の、心を滾らせる何かがあるように思えた。それからというもの、いつもの煽り癖はそのままであるが、幻想郷の音楽を聴くときだけは素直に楽しむことができるようになった。今では鳥獣伎楽だけでなく、付喪神や騒霊などが開くライブにも足を運ぶようになっている。 容姿は髪が紫に緑メッシュと毒々しい色合いであり、服装も緑基調で所々青みがかっていて全体的にエグいデザインとなっている。 風見幽香には幻想郷に来た時にいろいろ教えてくれた先輩として敬っている。が、たまにおちょくって喧嘩になってボコボコにされる。幽香はサンの使う魔法に対して、ふざけたものであると同時にその多彩さと面倒さは評価している。 ヘカーティアに魔法の指導を受けている。しかし、よくサボったり手を抜いたりしているのがばれてお仕置きされている。ヘカーティアは才能はあるのに体を鍛えず、魔法も現状で甘えているサンをもったいなく思っている。 鳥獣伎楽のファンなのもあり、屋台を見つけてからはミスティアとはよく会う。ミスティアと話すときだけは煽り癖は抜け、一人のファンとして誠実な接し方となる。ミスティア自身、サンの噂は聞いてはいるので最初は悪魔というのもあり少し距離を置いていたが、素直な面を見てからはちょっと難儀なとこはあれど気さくな悪魔という認識である。 [類型可能性] 悪戯者、契約者、精神の妖(不快感)、呪い(不調)、魔術の探究者(精神系)

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