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玉藻　イナリ（たまも　いなり） クトゥルフ2015「超心理学者」ベース 特記：オカルトを信じている人に対する〈言いくるめ〉〈説得〉に+10％のボーナス。 特徴表：①【手先が器用】②【実は生きていた】 ①任意の〈製作〉一つの基本成功率が50％となる。〈分野：お面作り〉。さらに〈機械修理〉〈電気修理〉に+10％。 ②生き残るすべに長けている。死からの生還のチャンスが通常の次ラウンド以内ではなく、5ラウンド以内に伸びる。 ―――――――――――――――――― 【パーソナルステータス】 誕生日：1月12日 好きな食べ物：いなり寿司 嫌いな食べ物：きゅうり（バレないように頑張って食べる） 好きな色：朱色、白 【経緯・過去】 イナリは代々神職に就いている家の元に生まれた。しかし6歳のときに母親を、9歳のときに父親を病気で亡くし、親戚の家をたらい回しにされる生活を送ることとなる。生まれつきの白髪に加え、赤目という奇妙な容姿、さらには両親から受け継いだのかあまり丈夫とはいえない体も相まって親戚からあまりいい思いはされていなかった。イナリもそれを理解していた上、幼いうちは誰かに頼らなければ生きていけないと分かっていたので、出来るだけ皆から好かれるような演技をするすべを身に着けた。容姿について何か言われても笑顔、嫌味を言われても笑顔、殴られようが笑顔、体調が悪かろうが笑顔。とにかく笑っていることに意識を向け続けた。結果、笑顔が常に張り付いた人間になった。親戚とうまく渡り合っていくための話術が身に着いた。文句を言われないように勉強も大いに頑張ったのでそれなりの教養も身に着いた。人の顔色を伺うのが得意になった。 そして何年か経ち、大学を卒業した時、晴れて家を出ることを許された。大学まで面倒を見てやってほしい、というのが両親の遺言だったようで、過程はどうあれ親戚たちはそれを守ってくれたようだった。半ば追い出されるような形で家を出ることになった。しかし、「これでやっと窮屈な生活からもおさらばだ」と思っていた矢先、生きていくために肝心な職が見つからないという問題に直面した。またしてもイナリの容姿が問題のようだった。受け入れてくれる場所は見つからず、途方に暮れていた時に夜鳥木探偵社社長の鵺に出会ったのだ。彼女に探偵社に誘われ、さらに条件として住む場所まで提供してくれると来た。断る理由もなかったイナリはほぼ即答で誘いを受諾。そして今に至る。 今は探偵社の三階部分を借りて生活しており、自分の気持ちの赴くままのんびりと暮らしている。 鵺に助けられたことや、両親以外に初めて自分を受け入れてくれたのが彼女ということから、鵺のことをかなり好いており、彼女の頼みであればなんだって引き受ける。もはや犬またの名を腰巾着。 自分の存在を受け入れてくれる探偵社という場所には酷く居心地の良さを感じており、一生ここで皆の為に働きたいとさえ思っている。笑顔でいることが癖となってしまっているイナリだが、探偵社にいる間のイナリの笑顔は親戚の家にいた頃より幾分か明るいものかもしれない。 【生まれた実家の立ち位置と設定】 いわゆる神職の家系の本家の血筋。だが、その血筋は代々体が弱くどんどん後継ぎが減っていき、最後に残ったのはイナリのみである。イナリの両親が亡くなったとき、イナリは9歳であったので分家の大人が神社の後を継いだ。そしてそのまま神社は分家の人々によってぶん取られる形となった。 イナリが忌み嫌われていたのにも関わらず両親の遺言が通ったのは本家の血筋の力である。 【玉藻家に伝わる言い伝え】 大昔に、時の帝にその美貌をもって近づき呪いをかけようとした妖狐がおり、それを止めようと封印したのが玉藻家の先祖であり、封印の地が玉藻家で代々守っていた神社であるとされている。妖狐を封印する際、先祖は妖狐の呪いを受け代々その子孫は呪われ体は弱く短命になってしまったのだとか。（実際は呪いとかではなく普通に遺伝によるもの）そして千年に一度、一族の子孫に妖狐と同じような白い髪に赤目の美しい容姿をしたものが生まれ、その子の代は一層呪いが強く一族に多くの不運が襲いかかるのだとか。 ⇒イナリの容姿は性別は違えど言い伝えの中にある妖狐にそっくりだった。はじめは言い伝えなど信じていなかった親戚たちであったが、イナリの母親の体が弱いとはいえ早すぎる死、また健康であったはずの父親までもが早くに病死したことなどから本当に呪いなのではないかと思いはじめ、イナリに対する心象は最悪となった。 ⇒イナリ自身は言い伝えのことは信じていないが、不運ばかり持ってくる自分はある意味忌み子（呪われた子）だな、と思っている。 【趣味】 元々神職の家に生まれたこともあり、父親から奉納用の面作りを学んでいた。今は奉納だとかそんなことは考えず、ただ楽しいから、趣味として面作りを続けている。もしかしたら、探偵社の面々にもそれぞれをイメージした面を作っているかもしれない。 【性格】 常に笑顔で本心を、特に負の面を隠そうとする。 しかし探偵社に入社してからは少し子供っぽさもあるような性格になっている。親戚の家にいる間は、大人になることを強いられたので、常に孤独を感じていたが、探偵社では周囲に自分を認めてくれる、受け入れてくれる人たちがいるので失った子供時代を取り戻すかのように、日々いたずらをしたりちょっかいをかけたりしている。もちろん笑顔は忘れずに、だが。 もしかしたら、過去に愛情を注がれたことが少なかったために、愛に飢えているかもしれない。甘えてみたいお年頃。 【首の包帯について】 包帯の下には親戚の家をたらい回しにされているときに当たった一つの家が原因で出来た痣がある。イナリがその家に引き取られたとき、タイミング悪くその一家の母親が病気にかかり、息子・娘は学校で階段から落ち怪我をするということがあった。一家の父親はその原因がイナリにあると信じ込み忌み子としてイナリを殺害しようとした。方法はロープを使っての絞殺。しかしイナリは虚弱でこそあったが悪運は強かった。首に消えない痣を残すこととなったが一命をとりとめ、別の家へ引き取られることとなった。だが、この一家でのことが原因で「イナリはやはり言い伝えのとおり忌み子で不運を家に持ってくる」という噂が立ち、さらに立場は窮屈なものとなった。 【容姿】 前述のとおり、白髪に赤目、APP15という恵まれた容姿を持っている。だが、身長も相まって美しい、というよりは可愛らしく見えるかもしれない。年齢的には23歳とはとても思えないだろう。本人もそれは自覚しているのでバンバン猫を被る。 【CON6とSIZ9の個人的解釈】 CON6は普通に病弱で虚弱なんじゃないかと。季節の変わり目とかは毎回風邪をひくし、すぐ体調を崩しがちなんじゃなかろうか。もちろん持ち前の演技でそれは出来る限り隠すだろうけども。 SIZ9は病弱+多分親戚の家でまともにご飯貰ってたことも少なかったのでは？という解釈から栄養足りてなくて身長伸びなかった説。絞殺未遂事件以降恐らく前以上に親戚のあたりは強くなっていただろうからそこからの解釈。 【他PCの呼び方・印象】 〈HO1〉鬼嶋　連太郎 ⇒連太郎 〈HO2〉朽縄　錦姫 ⇒錦姫のねぇさん 〈HO4〉笹賀仁　絃 ⇒いとちゃん・いっちゃん・くもちゃん ―――――――――――――――――― 一人称：僕（猫かぶり）、俺（本心） 「ねぇお姉さん、そのお話僕にも聞かせてもらえへんかな？」 「ここは僕に免じてさ、ね？」 「そんなん全然効きませんわぁ」（嘲笑差分を添えて） 「俺は忌み子やから」

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