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◆記憶を失った少女 イオは数年前にUGNに引き取られた白い髪に金色の瞳を持つ少女。。 彼女が無意識の内に発生させていたワーディングを検知したUGNによって、保護された。 当時の彼女は傷だらけの体に血痕、ボロ布を纏い、暴走状態にあった。 また、付近から両親と思われる遺体が発見されている。 意識を取り戻した彼女に事情を聞いたところ、覚醒のショックか記憶の欠損が確認された。 症状は重く、覚えているのは名前くらいなものだった。 覚醒時の状況はわからないままであったが、その場の状況と彼女の体に付けられた傷跡が如実に物語っている。 ◇現在の状況 UGNに保護された後はチルドレンとして非常に高い能力を発揮している。 それは彼女が所有する［乙女座］のゾディアックウェポンからも見て取れる。 チルドレンらしい言動や思考が見て取れるが、感情を表に出すことは少なく、どこか上の空な印象を受ける。 ◇戦闘スタイル 斧槍デンメルングによって放つ斬撃に自身の体組織を混ぜ、相手の体内で無数の荊棘を出現させる。 被弾時は自身の肉体を霧散させることで敵の虚を突き、再出現してカウンターとなる一撃を入れる。 ◆バイザスとして バイザスの根幹となる設定を示す。 ◇心の飢え：愛情を受けること 現在のイオは自分自身のことすら忘れてしまっている。 また、イオの人間関係はUGN関係者のみであり、深い関わりのある人物はいない。 そのためか、無意識に愛情に対する飢餓感を感じている。 イオが感じている飢餓感は、両親を喪失したことに起因するものではない。 彼女は真っ当な愛情を受けたことがない。 記憶喪失以前に両親からもらったものは、暴言と暴力による虐待だけだ。 その異質な容姿から、イオは幼い頃から子供として扱われていなかった。 両親はイオに最低限の食事を与えていたが、それは恐怖によるものであり、愛情とは程遠いものだ。 ずっとイオを避け続け、数年を過ごすことになる。 イオが成長すると、家庭が荒れ始めた。 両親は第2子を望んでいたが、それが叶うことはなく、イオへの憎悪を募らせていった。 子供が生まれないのは、あの"悪魔"のせいだと。 イオは暴力を受けるようになった。 自身のせいで家庭が崩壊していることを理解していたイオは、抵抗せずにそれを受け入れ続けた。 しかし...イオの中にはそれとは他に大きな感情が芽生えていた。 やっと...こっちを見てくれた______私は、愛されている この想いは、自己を守るための作用かもしれない。 しかし、イオの心はどうしようもないほどに幸福で満ち足りていた。 イオが知っている愛情とは、"痛み"である。 両親も他界し、記憶を失って尚、それはイオの深層を独占し続けている。 ◇変身 〇変身動作：刃物で虐待を受けていたときの古傷を上書きするように傷つけること。 ・愛情を受けていた過去の状況を再現するかのように自身を切りつけ、変身を行う。 〇変身形態：過去の自分の荷姿。しかし、体の一部は触手のごとく蠢いている。 ・変身後の姿も自身の過去を映しているが、人間としてまともに扱われていなかったことや、 人間として破綻してしまった自身を表現するかのように、"人間のなりそこない"に変身する。 〇 咆　哮 ：痛みに対する苦痛と悲しみの叫びが響く。 ・心によってシャットアウトされていた痛みに対する苦痛と悲しみの叫びを表している。

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