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【通過シナリオ】 ・平行線上のアポフィライト ・あのね(KPC) ・ラストグラス #9790a4 親に言われたことが全てだと思って生きてきた。所謂良いとこの出で、父親が病院の院長であるお坊ちゃん家庭。色々な難しい本を読んだり、習い事も学校も全て親に言われたことばかりやってきた。その中でも美術品鑑賞や読書など静かに楽しめることは好きだった。(図書館、芸術)　 だが、次第に親の言いなりになることに何となくだが違和感を持ち始め、そういえば自分は人生で一回も『自分自身のやりたいこと』を見つけたことが無いことに気付く。親のことは別に嫌いなわけじゃない。そういう人なんだなと思って受け入れてきたし実績がすごいのでなにも言えない。親や周りの反応を常に気にしていた。(聞き耳) そんな高校二年生のとき深山と出会いガラッと価値観を変えられる。それからは自由奔放な深山と関わるうちに自分の人生なんだから好きにしてもいいということを思い始めるように。 ただ昔からの価値観はなかなか簡単に変えられるものではなく、大学は親に言われたところに行くことになったがその代わりに一人暮らしを許してもらった。迷いながらも大学四年生に進学したある日深山と再会し将来の話をした。 結局そのまま医者にはなったが(医学、精神分析)　またもたまたま街で再開した深山が探偵(便利屋のほうが近い)をしてるのを知り、自分自身キャリア等々を気にせず、自分が深山に救われたように自分も自分の素直な気持ちだけで人助けをしてみたいと思い、本格的に深山を「一緒に探偵をしないか」と誘う。基本自分は交渉や依頼人との対話など言語コミュニケーション担当。(説得、信用、追跡) 一緒に探偵をするようになってからは深山と同居をし始め、深山は“家”という空間の中で初めて気が許せる相手になる。 「あーちゃん」と呼ばれるとキレる。何回呼ばれようが「その呼び方やめろ」っていう。似合わないからやめてほしいと思ってる。(多分昔はそう呼ばれてたこともある) 『逢祝』という名前は「貴方と、貴方が巡り逢う全ての人に祝福を」という意味で付けられたが、自身は深山との出会いを後にも先にも自分の人生の中で一番祝福すべきことだと思っている。それは深山にも誰にも言ったことは無い。昔の環境から自分の欲のようなものを素直に言えない癖も起因している。

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