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くろみずぬき　じゅんじゅ 黒水抜　淳受→水抜ということで氵を抜くと、淳受が享受（きょうじゅ）という意味になる。つまり彼女はなんでも受け入れる人間なのだ。それが善であっても悪であっても。 シナリオ補正でCON+3。 基本ルルブP45　ロールで出した能力値から3ポイントを他の能力値に移す。これは3回までできるを適用（STR→APP）。 デザイナー職業P eduとpow 選択技能　図書館　写真術 芸術デザインは衣服に関する技能。パリコレとか。 職業特記　流行に敏感。相手の服装を見ただけで、社会的地位や収入などがわかる。さりげないアクセサリーの価値もわかる。 見果ての綸紡HO2 カメラマン 淳受はなんでも受け入れる少女だ。それが人の善意でも、悪意でも。しかし、彼女はそれらに何も感じない。それが友人から誕生日プレゼントや心からのアドバイスでも、見も知らぬ相手からの一方的な暴力やイジメでやらされてるであろういじめられっ子の告白でも。 なぜなんでも受け入れるのか、それは彼女もよく分かっていない。考えれば、これを受け入れればろくなことにならないのはわかっているのだ。ただそれでも受け入れてしまう。強いて言うなら、きっとそれは好奇心だ。考えればこうだが、実際起きるのはどんなことなのか、それが知りたいのかもしれない。 菅薙ミナミとの関係。一言で言えば、片想い。 ある日、大学での講義を終えて、カバンに教材を詰めていると声をかけられた。 カメラを持った女性だ。なんどか講義で見かけたこともある。確か名前は菅薙さんといったはずだ。 彼女の用事は「コンクールの被写体になって欲しい」とのことだった。もっと良い被写体がいるだろうとは思ったが、当然受け入れた。何の疑問も交渉も持ちかけなかった自分にミナミは「噂通りの人なんだね」と特に疑問を持った様子はなかった。どんな噂か聞いてみれば、それは噂ではなくただの事実だった。人が嫌がることも嫌がらずにやってくれるだの、頼めばヤラセてくれるだの、良いことから悪いことまで全部だ。 それから放課後はミナミに撮られる日が続いた。良い写真が撮れると無邪気に笑い、こちらに感想を言ってくるミナミはきっと好ましく思うべき存在なのだろう。彼女と過ごす時間は悪くなかった。 しかし、突然彼女がよそよそしくなった。悪い噂が事実だと気づいて引かれてしまったのもしれない。彼女も他の人と同じように私から離れていくこだろうと思っていたが、彼女からの視線は日に日に強まるばかりだ。流石に変だと思った私は、彼女を問い詰めることにした。 話を聞いてみれば、彼女は私を好きになってしまったらしい。それなら付き合って欲しいと言えば付き合ったのに、と言えば、それではあなたの気持ちが伴っていないから嫌だったと言われてしまった。 彼女は願いがありながらも、私に願いを言わなかった初めての人だった。この時、私は初めて願いを言う相手に興味を持ったのだろう。 彼女に好かれる努力をしようと思った。そして私は彼女にいつか告白しようと思った。まさか、私から相手を望む日が来るとは思ってなかった。 しかし、これは恋や愛と呼べる感情なのか不明である（作者的にも）。初めて興味を持った相手だから、コレクター的な意味合いの方が強いかもしれない。

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