タグ： 春嵐

2020/8/1 春嵐 ------------------------------------------------------------ 17歳の女子高校生。昔から怖い話を読むのが好きで、今ではオカルト系雑誌やインターネット掲示板のログを読み漁るのが趣味。所謂実話系の怪談や地元のホラースポットの記事を読んだ後は心当たりがある場所に足を運び写真を撮るという危険な行動力を持つ。 学校では写真部もとい壁新聞部に所属しており、自らが出向いた廃墟等にまつわる怪談系の記事を書いている。将来はホラー系記事ライターになりたいなと頭の片隅で考えている。 打和穂凪は壁新聞部の先輩、門田遊喜は写真部に遊びに来る同級生である。 ------------------------------------------------------------ 2017年、17歳の時にとある廃墟の病院に出向いた帰り、背後から謎の人物に昏倒させられ意識を失う。次に目覚めた時には魔術師らしき服装の男の怪しげな儀式の真っ只中であり、抵抗虚しくそのまま意識を失う。気がつくと謎の施設の中に閉じ込められており、万策尽きて壁に描かれた呪文を唱えると、一陣の風が吹き、次の瞬間には違う部屋へと移動していた。 彼女はKという魔術師によって生贄として誘拐されたものの、儀式の失敗によりKの代わりにクァチル・ウタウスの従者となってしまった。不老不死となった彼女は偶然同じ施設で別の教団によって依代とされていた友人たちを助けだし、脱出する。しかし超現実的な存在となった友人たちは翌日の明朝に怪物へと変貌してしまうと聞き、再び施設に戻って解決策を探す。 最終的に呪文により友人たちを未来へと飛ばすことで怪物化を免れられるという方法を発見し実行するも、友人の一人である佐久良晴海を未来に飛ばすことが出来ず、結果として失ってしまう。その後不老不死の能力に目をつけた対神話生物組織デルタグリーンからの勧誘を受けるもそれを拒否、友人の帰りを待つ。 ------------------------------------------------------------ 高校を卒業していない上に3年間の空白がある彼女だったが、超自然的現象の経験からオカルト系雑誌ライターの面接を受ける。あからさまに怪しい経歴にもかかわらず、この業界では3年前に行方不明になり最近発見された高校生はちょっとした有名人であり、学生時代に壁新聞部だったこと、オカルト雑誌の愛読者だったことを話すと二つ返事で記事掲載の仕事を斡旋された。地下の施設、謎の教団、時空間を自在に行き交う存在や人の精神を蝕む怪物など、怪談とファンタジーの垣根を超えるような独特な記事の評価は賛否両論であったが、狂気的なまでの取材と妙に現実味を感じさせる語り口からコアなファンによって支えられ、順調に掲載を勝ち取って行く。記事の存在を知ったデルタグリーンにもちょっと怒られたが、むしろこれ幸いとネタをせびったこともある。 最初こそライターとして編集者と顔合わせなどを行なっていたが、40代に入りいくらなんでも見た目が若すぎることに怪しまれ始めてから顔合わせを拒否している。新しい仕事をもらう時など、どうしても顔を合わせなくてはならない時は『二代目』で通している。親兄弟もこれはおかしいと感じてはいるものの、過剰には干渉しないドライな家系であったため最後まで深堀りされなかったことを心の底では感謝している。親の葬式で初めて会った姪にはめちゃめちゃ驚かれたが。 その後もライターの仕事を堅実に続けており、遂に連載70年にもなってしまった。勿論ライターとしては超長寿であり、既に忘れ去られている70年前の行方不明事件の被害者の名前と一致していること、70年間作風が変わっていないこと、顔出しをしないことなどが相まって、怪談業界では存在そのものが不思議存在と嘯かれている。2,3年に1度思い出したようにネット上で彼女の名前が持ち上がることがあり、勿論今でもオカ板巡りを欠かしていない彼女はそれを見てニヤついている。世代交代したデルタグリーンに機密漏洩と魔術師の疑いをかけられ自宅に突撃されたこともあるが、桐雨浅香、陽琉力斗、梶悠太の名前を出し見逃してもらっている。 そして79年後。 彼女が目覚め、友人達が拐われ、友人達を見送り、友人を失った地。かつて地震で崩れた建物があった場所は、何もなかったかのように更地になっていた。事件の後、あの時見送った彼女達が無事帰ってくる事を信じ、1日も欠かすことなく足を運んでいた。長い年月が経ち、墓じまいされようとしていた佐久良晴海の遺骨を引き取ってこの地に埋め、今日も手を合わせる。そんなある春の日、かつての少女の冥福に祈りを捧げている折、突然強い風が吹き荒ぶ。春一番にはまだ早いな、そう思い目を開けた時、目の前に、あの時と変わらない、2つの人影が立っていた。 ------------------------------------------------------------ 最終能力値(変化前->変化後) POW:13->5 DEX:12->11 SAN:65->1(最終結果)->74(報酬) 獲得アーティファクト 『不老不死の能力』『時空を超える力』 獲得呪文 『exklopios Quachil Uttaus』 唱えるのにMP10、SAN1d6を消費する。呪文を口にした、あるいは耳にしたクァチル・ウタウスの従者は身体が塵となる。 『時空を超える力』 対象ひとりが時間と空間を超える力。この力はかの神と協定を結び、従者となった者が得る。かの神がいるという『時空を外れた辺獄のような領域』に送られ、そこで一定時間を過ごした後、吐き出される。その『領域』は時空から外れているために脳を動かすこと何もできず、人間は意識を保てない。結果的に対象者は一瞬の後に未来へ飛ばされる。 行使者が『領域』へ飛ぶならば力を行使するのにMP5、『領域』から出る際に人の形を保つのにMPを1d5消費する。自分以外のものや人を『領域』に送る場合、行使者はひとつにつき、MP10を消費し、対象者は『領域』から出る際人の形を保つのにMPを1d20消費する。過去に渡ることはできない。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ