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小説家として物語を書いている。基本家からは出ない。たまに唯依に付き合わされて買い物に出かける程度。自己主張は少なめ。家ではぐうたらな生活をしており、唯依にいつも怒られている。 小さい頃から本を読むことが好きで、自分でも物語を描くようになる。書く度に幼なじみである唯依に見せては褒めちぎられていた。自分の出来ることで唯依が喜んでくれることが何よりも嬉しかった。 しかし、小学校の高学年になると、運動のできる子が上位カーストを独占し始め、運動が苦手で内気な湊斗は一気にいじめの標的となった。学校で小説を読んでいると本を取り上げられ捨てられ、小説を書いているとぐしゃぐしゃにされ破られる。何もやり返さない湊斗へのいじめはヒートアップしていくが、それを止めたのは幼なじみの唯依だった。いじめられていると必ず割って入ってきて止めてくれる。湊斗はいつだってそんな唯依に守られ、支えられてきた。 恋人になって同棲を始めてからも、その関係は変わることなく、唯依の存在は今の湊斗の自信となっている。同時に大きな感謝を感じており、自分の出来ることで彼女を幸せにしたいと思っている。 ｢俺、佐咲湊斗(ささきみなと)。一応小説とか書いてる作家。そんな稼ぎはねぇけど。唯依、あぁ俺彼女がいて、いつも迷惑かけてるけどしっかり者なんだ。あと…かわいい…｣ ｢お前の行きたいとこ行こうぜ。俺は付いてくだけだし｣ ｢あーごめんって…！何でもするから許してくれよ～…｣ ｢俺さ、お前が彼女で本当良かったよ｣ ｢お前がいなきゃ、俺何もできねぇんだよ…｣ 〈通過シナリオ〉 傀逅〈KPC生還〉 正しき世界に君はいない(KPC)〈生還〉【後遺症】6週間の怪我

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