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1年前、HO1がスラムで拾ってきた人間。現在はHO2の助手兼同居人。ロイドと名乗っている。 ●性格など 前髪はボサボサで長く常にゴーグルのようなものをつけているため人相が分かりづらい。見えている顔の下半分には皮膚が削げたような傷痕がある。性格は無愛想でつっけんどん。機械のこと、とくにアンドロイドの性能や構造についての話になるとややイキイキと饒舌になる。放っておくと周囲のガラクタを集めて一人で機械いじりをしている。 ●素性 本名はガクテン・ニシムラ。元A地区の住民であり、国の中枢のマキナ教団に所属する最高位のメカニック「大技師」だった。教団が崇拝している唯一神「マキナ」復活に必要な依り代、感情を持つアンドロイドを作る為先祖代々教団に所属していたが、目的の為なら手段を選ばない教団や両親にいい感情を持てずA地区から抜け出してきた。 教団に妹のマコト・ニシムラを残してきており、それが気がかりであり罪悪感を覚えている。 物心つく頃には機械いじりに夢中になっていたため、両親等からの教育も虚しく「マキナ」への信仰心はほとんどもっていない。むしろアンドロイドをぞんざいに扱う教団のやり方には抵抗を持っていたが、教団の力が大きいことも理解していたため現状を変える勇気はなかなか出なかった。 アンドロイドが好きで、自分の開発したアンドロイドや機械のことは誇りに思っている。「大技師」という高い身分のため生活環境の面では不自由なく育ち、自分を敬う人間も多くいたためワガママで自信家な面がある。 妹のことは自分なりに好きでかわいく思っていたが、天才ともてはやされる自分と周囲から比べられる妹を見て、自分と居るのはつらいのではないかと距離を取るようになる。教団に対しての不満も特に妹に話すこともなく自分の中だけにとどめていたため、A地区を出るときも一緒に行こうと連れ出すことができなかった。 教団への拒否感から自分の研究成果を全て処分してしまったが怖くなり、逃げるようにA地区を出た。おぼっちゃん育ちのため着く頃には外の世界の過酷な環境に揉まれ心身ともにボロボロになっており、その道中の怪我で顔の下半分を大きく損傷した。教団に追われる可能性を考え変装の意味で傷跡はそのままにしている。 自分を拾ってくれたHO1に対してはやっぱりアンドロイドってすごい！しかもなんか今まで自分が作ってきたものたちより何かが違う気がする！興味深い！って気持ち。 ●技能について（特記事項だけ） 【拳銃】【隠れる】【隠す】【聞き耳】…マキナ教団から追われる可能性を考え、その怯えから身を隠すために取得した技能。A地区の人間をよく思わない人間もいるだろうという考えと面倒ごとをさけたいということもあり身につけた身を隠す術と護身術。銃を持っているのがバレると何かと面倒なので【隠す】も取得した。 【製作（銃器）】…護身のために周囲のガラクタで銃を作れるようになった。 【スタンド・バイ・ミー】ノーマルエンド 事件を起こしたのは妹だったが、元凶は自分だったことを知る。今度こそ彼女を真正面から見つめて、自分たちの犯した罪を身に刻んで生きていく。

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