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26歳。 意思薄弱。内気。POW低いからね。自信は全くない。 輝かしいほどの才能と能力を持ちながら、類稀なる不幸体質によってそのほとんどを潰してきた女。 小学生の時、非常に足が早い彼女は、運動会のリレーのアンカーで、ぶっちぎり一位でゴールしそうだったものの、靴が壊れて底が抜け、転んで４位になる。 中学生の時、頭も良く、まじめに勉強していた彼女は、定期テストの日は体調を崩していたり、何かしらのアクシデントに襲われて、実力が出し切れていなかった。 高校生の時、大学入学に向けてまじめに勉強していた彼女は、その成績から東大にも合格するだろうと言われていたが、試験当日に電車が人身事故で止まり、時間をずらした対応で受験するものの、精神状態が非常に悪化。結果は不合格であった。 大学生の時、本人のスペックは非常に高いのだが、色々起こり続けた結果、留年等はしなかったものの、平々凡々の成績で卒業した。 かなりの大企業に就職した彼女は、その能力も相まって特に問題なく生活していた。ある日、とある大きな、しかし長く懇意にしている取引先への営業の際、まず電車が人身事故を起こし、足止めを食らった。そのためタクシーで向かったところ、前方の車に引っ掛けられて事故。怪我等は一切なかったが、動けなくなった。急いで連絡を取ろうとしたものの、携帯を忘れる。近くの駅に駆け込んで公衆電話を使おうとしたが、いつの間にか撤去されていた。道ゆく人に頼もうとするもあまりにも人通りが多く、話しかけられない。やっとの思いで掴まえて連絡するも、先方はいつまで経っても電話中であった。自社に連絡すると、どうにかすると上司に言われ、一安心。その後、タクシーを使い、何とか先方のところにたどり着いたのが、予定の４時間遅れ。ただ、上司から連絡がいっているはずなので、と思った矢先に先方激怒。どうやら連絡は行っていないらしい。事情の説明と謝罪をするも、このむちゃくちゃな事情を信じてもらえず、礼儀に厳しい先方に取引を打ち切られる。戻ると大問題になっていて即呼び出される。上司が連絡するから大丈夫だと言っていたと説明するも、上司はそれを否定。結果、依願退職という形ではあったが、圧をかけられた末のものだった。 その後、メンタルがぼろぼろの状態で引きこもっていたが、家賃の振り込みを忘れて路頭に迷った。実家に迷惑をかけるわけにはいかないと思い、実家には帰らなかった。 そして雨に降られていたところで、伊奈名璃々那に拾われた。 彼女自体元々スペックが高いため、様々な能力をすぐに習得していった。また、不幸体質が相殺されたことによって、圧倒的な実力を発揮していった。ある意味天職なのかもしれない。 頭夢児島殺人事件　生還

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