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とある大学の理学部に通っている学生。 小さい頃から花粉症であり、症状が年々ひどくなっていっている。最近は薬を飲んでも症状が治まりにくいため、生活に支障がでている。 また、彼は花粉症が原因で辛い思いをたくさんしてきており、それゆえに花粉をひどく恨んでいる。 幼稚園生の頃は、鼻水が常にたれていたため周りの子から「きたない！」と避けられていた。この頃はまだ花粉症だと気づいていなかった。 小学生の頃は、鼻水をかんだティッシュを袋に入れていたためクラスの人から「気持ち悪い！」と避けられていた。 中学生の頃は、鼻水をかみすぎて鼻が荒れてしまったり、目が充血していたためクラスや部活の人から「あいつは頭がおかしい」といじめられていた。 高校生の頃は、いじめられることはなかった。しかし、くしゃみを連発したり、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってしまっていることがよくあり、好きな子に告白するも「え、誰。気持ち悪。」とひどい振られ方をした。 そんな彼の夢は、ずっと変わっておらず、「花粉症を治す薬の開発をし、より安い値段で多くの人を花粉から解放すること」であった。その夢を実現させるため、高校では理数科に進み、化学と生物を中心に勉強した。大学は国公立の薬学部を受験したが、合格できなかったため滑り止めにしていた私立の理学部へと進んだ。

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