タグ： 誰がロックを殺すのか HO1

イメソン：swim/04 limited sazabys 「もがいて沈んでまた息継ぎ 信じろ 未来を」 涼音関連：八月、某、月明かり/ヨルシカ 「人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った」 　　　　　負け犬にアンコールはいらない/ヨルシカ 「もう一生、後悔したくない僕らは吠えたい」 新和　響　(28)　バンドマン(ドラム) バンドのリーダーでドラム担当。過去にバンドを組んでいたが方向性の違いにより響だけ脱退。しかし音楽自体から離れることは出来ず、ライブハウスで働いていた。今のバンドメンバーと出会ってからは皆を支えるリーダーとして活動している。兄貴肌で包容力がある。妹と弟が一人ずついる長男なので面倒見もいい。ただ誰かが暴走しかけるとちゃんと首根っこを掴んで止める。実はギターも弾けるが、作曲の時にしか使わないので人前でできる実力ではないと自分で思っている。過去に組んでたバンドでは作詞作曲を担当していた。だがメンバー全員が大学に入り時が経つにつれ、新和が書く歌詞とメンバー内での気持ちが一致しなくなっていき段々すれ違いが起き始め、最終的にそれを知った新和だけが抜ける形になった。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【秘匿内容】 ■HO1 あなたには仲の良かった姉（妹、従姉妹、叔母など、女性の親族ならなんでも構わないがいた。彼女もあなた同様にロックが好きで、いつも笑顔を絶やさない明るい女性だった。しかし、彼女は去年35歳の若さでこの世を去った（死因は任意）。未だにあなたの心の傷は癒えていない。 あなたは、姉（※）が大切にしていた「黒い石のペンダント」を形見として所持している。姉（※）からは、"音響石"というとても珍しい石でできているということを聞いている。闇のように黒いが表面は虹のようにキラリと輝くとても美しい石である。裏には「0801」と文字が彫ってある。 （仲の良かったNPCとの続柄を決めてKPに伝えること） （音響石についてインターネット等で調べたとしても、それらしいものは何もヒットしない） ------------------------------------------------------------------------------------------------ 新和には昔から仲良くしていた従姉妹の「二舞　涼音(にのまい　すずね)」がおり、ギターは父からの影響だったがロックバンドはこの涼音の影響でハマった。小さいころから、親戚で集まればすぐ涼音のところに行き、涼音と一緒にポータブルプレイヤーでロックバンドの音楽を聴いたり、練習したギターの弾き語りを披露したり、時には涼音から誘ってもらいウィンドフォールズのライブに行ったりとかなり仲がよかった。もしかしたら、新和の初恋の相手だったかもしれない。新和がバンドを始めた時も自分のことのように大喜びし、ライブには必ず足を運んで録画を取っていたりとかなり献身的に応援してくれた。 だが、彼女が28の時、ちょうど新和が成人を迎えた年に、突然倒れてしまい、病院に運ばれる。病名はがんだった。進行もすでにかなり進んでおり、手術をしても再発する可能性は高く完治は絶望的だと、医者から告げられる。このあまりに急な出来事は、しばらく前から不和が起こっていた新和のバンド活動にも影響を及ぼし解散の一端ともなってしまう。 涼音は治療も受けずただ死を待つ道を選んだ。「その方がロックだろ？」と笑う涼音を新和が止められるはずもなかった。しかしそのまま床に臥す彼女を見ているだけなどできず、足繁く彼女の病室に通いながらギターを弾いたり、一緒に曲を作ったりと、音楽だけは彼女から切り離さないように繋ごうとした。そしてその成果が出たのか、医者から告げられていた余命宣告を引き延ばすかのように小康状態が続いた。新和もその様子に少し安心していた頃、今のバンドメンバーと出会いバンドを組むことを持ちかけられる。 またバンドを組んで音楽をしているところを見せることができれば、涼音の笑顔も増えるだろうと思い快諾。そうして再びバンドを始めたが、結成して二、三年ほどした時に彼女の容体が悪化したと連絡が入る。一緒に練習していたバンドメンバーに断りを入れ急いで病室に向かうが、その時にはもうすでに息を引き取っていた。彼女の死に目に立ち会えなかったことを深く後悔するが、彼女が最期に「ありがとうな響。お前のおかげで私は楽しかったよ。」と遺したという言葉を聞き、何とか自棄に陥らずにすんだ。その言葉と一緒に、彼女が自分に残したという「音響石」のペンダントを受け取る。 このことはバンドメンバーには話していない。話してメンバーに変に気を負わせてしまいたくないからだ。ただ、去年あたりから煙草の吸う数は少し増えたかもしれない。

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