タグ： 朝雛氏DX 学園世界線

物心ついた時から、彼女にとって魔法少女はあこがれの存在だった。 テレビにかじりつき、デパートの劇は必ず見に行き、コスチュームも集めて。 そうしたらなれた。魔法少女に。 ジャーム化寸前のところを保護されたのは奇跡であっただろう。 そして、イリーガルとしてUGNに参加するもハチャメチャにエフェクト行使するために学園への左遷、いや転入が決定した。 「悪い奴らは逃さない、マジカル☆バレットガール…参！上！…死ねぇ！！！！」 生徒会にも風紀委員にも秩序が重んじられるこの学園で唯一エフェクト行使が許される番長連に勝手に所属し、あろうことか13番目の番長を名乗って自治行為なる暴走を繰り返すうち、本当に認められるのだから大したものだが、会合には寝坊して全く参加しない。何がしたいんだ。 同じ名前のアリスを助けたら仲良くなった。かわいいから一緒に連れまわして正義の味方をやっている。 「いやあ、アリスちゃんは将来良い魔法少女になれるよ！」 「ほんとう？やったわ！」 「…あんたたち、今説教されてるって理解してるのかしら？」 あ、やべえ。 風紀委員室に雷が落ちた。

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