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FHの研究セルの一つ「ポーンズプロジェクト」で“作られた”オーヴァード。元は孤児であり、自身のルーツは不明。 かつてはFHの戦闘員であるが、UGNに保護されそのまま現在はUGNに所属している。FH時代に徹底的な洗脳教育を受けており、「主人と定められた人間に従う」ように“作られて”いるので、UGNも戦力として導入するに至った。 内臓、頭部、腕の一部を残して戦闘用医療処置が施され、人口筋肉、人口骨格、人口皮膚、生体機械が導入され、幼さに関わらず一級の戦力を単独で持つ。ただし体格の問題で圧倒的に機動力が無い。故にFH当時は容姿を生かした要人暗殺、または迎撃用戦闘員との起用がほぼほぼされていた。 背中の一部に生体機器が導入され、ハッチを開くと刃の付いた4本のアームが出てくる。秋歩自身も2本のナイフを携帯しており、アームと短剣格闘術を合わせた戦闘スタイルを持つ。 シンドロームとしてはキュマイラが濃く、ブラッグドッグは機械との親和性に秀でており、ノイマンはブラッグドッグと合わさり神経信号の活性化による超速思考（無意識に多武器を扱える）に繋がっている。 嗅覚が犬並みに鋭く、匂いで認識を行うことが可能。また、視界をそのまま記憶することができる。 口数は少なく、狭い日陰にいるのが好み。霞んだような声で話し、口癖は「わっふ」「わふっ」等。 学校には通っておらず、友人は愚か知人もほぼいない。 FH時代に「従属」の欲望を抱えており、命令されること・支配されることに幸福を感じる。（それはもう恍惚と） 「飢餓」の衝動を持ち、暴走状態に陥ると強い被支配欲求に飲み込まれ、自我が混濁する。 他者の殺害に躊躇が無く、また人の命をあっさり損得勘定できる思考を持つ。まだ幼い精神ながらも戦闘員としての冷静さはプロレベル。 現在、自身を身柄を預かってくれてるUGN支部長に全霊をかけて依存している。 彼のおかげで最近家事スキルが付いた。 ※「ポーンズプロジェクト」 プロジェクト・アダムカモンの様なレネゲイドへの研究では無く、この研究は純粋に戦力を量産することを目的とし、そのためにレネゲイドを利用するプロジェクトだ。 レネゲイド以外にも法外医療技術、機械義肢の導入も積極的に行い、「ヒト」を「兵器」にすることしか頭にない連中の集まりである。 「材料」となる素体を全国から集め、とにかく処置を施し、データを取り量産に到るラインの作成を目的としている。 「失敗例」は実験体として“有効利用”され廃棄され、「成功例」はデータを一通り取り終わった後に戦力を欲する場所へ売却される。 研究の過程上、氏名を持たない「材料」を扱うことが多く、その場合は「歩兵」を意味する「歩」の字を目印に入れる指針がある。 このセルは現在も活動し、FHに戦力を提供し続けている。

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