タグ： 北しら

　神職家庭に生まれた長女。覚醒しなければ巫女として務めるべく慎ましやかな学徒だった。 　堅苦しく真面目で一本道でしかなかった人生を当然と受け止めていたが、学生の頃に覚醒する。 　親に妹に望まれて巫女として学んでおり、人である故に神と向き合える、という教えをモットーにいたが、突然なんかヤベェ力に目覚めてあれよこれよと言う間に家からは神に傅くに相応しくないと破門され高校卒業と共に縁を切った。ただでさえ化け物のような力なのに、加えて身内や自身を蝕む「対抗種」はどうやったって受け入れられる物ではなかった。 　継ぐ気が無い、と言っていた妹が居た。どうなったのかは知らないし、調べる気が無い。 　学生時代、それまでクソ真面目だった反動かUGNから様々な任務をうけては暴れたおした。ちょっとヤンチャだった。 　功績が評価されたか、暴れ倒したので厄介払いされたのか、はたまた他に理由があるものか。 　随分年若い支部長として任命されてしまったので　、今日も眉間に皺寄せ唸るように仕事をしている。 　根本的には、のうきん。だってキュマイラだもの。

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