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虎杖　湊（いたどり　みなと） おっとりマイペースでド天然の女の子。身長が大きいのはかなり気にしていたが、兄の「大きいことはいいことだよ」という言葉を聞いてからは苦手意識はなくなった。 兄と二人暮らし。両親は実家（愛媛）で年金暮らしをしながら趣味でミカン農家をしている。時折大量のミカンを送ってくる。 小さいころから好奇心旺盛で、おっとりしているにも関わらず行動的。「大丈夫だよお。」と言いながら突き進むタイプ。それをやんわり守っていたのが兄の浬。今でも目の離せない妹だと思っている。怖いなあ、とか言いながら心霊スポットとか余裕で行く。みんな超心配してるのに、普通の顔で帰ってくる。お騒がせマン。一応悪いとは思っている。さすがに犬鳴トンネルにふらっと入っていったときは兄にこっぴどく怒られた。それから廃トンネルには入っていない。 父親が地元交番勤務の警察官で、兄もそれを目指していたが、重めの喘息を発症し断念。その夢を引き継ぐかのように警察官を目指した。父に教えを請い、兄に協力してもらい、実力を伸ばした結果、元からのバイク好きもあって、白バイ隊所属にまでなった。そこで出会った同僚中でも目を引いたのは、小さくてかわいらしい、でもとても努力家でかっこいい人。こっそりと目標にしていたら、ひょんなことから黒豹隊に一緒に抜擢された。 兄のことは大好き。両親のことも好き。同僚も好き。仲間も好き。人間のことが基本的に好き。だから、大好きな人たちのためなら、なんだってする。 料理は不得手。なぜか全部カレー味になる。でもカレーが特別好きなわけじゃない。結構味音痴。辛いものが超好き。マイタバスコを持っている。基本的にタバスコかければ何でもおいしくなると思っている節がある。初めての料理は激辛パスタカレー味。被害にあったのはもちろん兄だったが、おいしいと言って食べてくれた。うれしい。なお兄はその次の日学校を休んだ。みたいなことがあるので、電子レンジを爆発させたことも相まって、基本的にキッチンには立たせてもらえない。その代わり掃除は得意。気が済むまでやってる。きれい好き。「ごみはぽいしちゃおうね～」と言いながら激重ごみ袋をゴミ庫に軽々投げる姿が発見されている。 休日はもっぱら兄と過ごすのが日課。友達とも遊ぶが、基本的に兄。よくバイクの後ろに乗せて川や海、山なんかに行き、ピクニックとかして帰る。 任務中は目つきが変わるタイプ。「右に行った、そこから大通りに出るはず、行って。」とかまあ口調も変わる。無意識ではなく、スイッチを入れるためにわざとやっているらしい。ただスイッチが入るのは実働任務中だけなので、警察署内などではおっとりしているなあと思われている。バイクの音でどこへ行ったのかを聞き分けている。もはや犬。相手を言いくるめるよりも、話を聞き、寄り添い、更生を促すのが得意。なおプライベートではあんまり話を聞いていない。 ふさぎこむことがあったり、悩んでいることがあると、お気に入りの毛布に包まって兄のそばにすりすり寄っていく。それでメンタルを保っている感じ。やさしくなでてくれる手が大好き。 実はタバコが好き。ニコチン不足、って感じではなく、嗜好品として好き。なので、管理も超しっかりしている。でも兄の体に悪いので家では一切吸わないし、自分が周りからどう思われているかわかっているので、人目に触れないところでこっそり楽しんでいる。消臭はばっちり。なお酒はもっと好き。超ザルなので、一切酔わない。飲み会とかではかわいいカクテルとかでごまかしているが、ほんとは日本酒一升普通に飲みたい。水のように飲む。 「おはよお、はやいねえ。」 「お仕事頑張ろうねえ。」 「ん～ごめんあんまり聞いてなかった～。」 「よおしよし、いい子だぞぉ」 「お兄ちゃんはかっこいいなあ。」 兄　虎杖　浬（いたどり　かいり）35歳 一人称：俺、お兄ちゃん　探索者：みなと　他：君 SAN：55　アイデア：70　幸運：65 実直で真面目な兄。聞き上手の甘やかし上手。なんで結婚しないのかと問われれば、「普通に婚期を逃した」と言ってくるが、実際のところは妹がいるから。お見合いとかも両親から進められているが、気の合う女性がいない。今は在宅で作曲家として活動している。喘息持ちだが、ここ最近は調子がいい。おそらく、よく自然の中に行っているからだとか。 かつては夢だった警察になれないことに絶望したし、妹が警察になると言い出した時は心配で夜も眠れなかったが、たくさんの人に支えられて大きくなる妹を見て、自分も立ち止まったままじゃいけないと思えるようになった。その結果、趣味だった作曲を仕事にしてみると案外楽しくて、天職にはまった。仕事に都合で先に羽星に住んでおり、そこに妹が転勤になるという報を聞きつけ、うちに来いとなかば無理やり引き入れた。 料理はそこそこ。辛い物はとある一軒からちょっと苦手になった。食べれないことはない。 妹大好き。超好き。かわいい。妹以上の女性を見つけたら結婚しようと思っている。なお、妹に彼氏ができるのは大歓迎。大切なものが増えるのはいいことだと思っている。でも兄審査は入る。しっかりチェックする予定。でもなぜか今のところ彼氏の影がなく、すこししょんぼりしている。いつでもウェルカムなのに。 仕事では問題ないのに、自分の生活上のことになると結構ずぼらになる妹と、世話焼きになってしまった兄、という感じ。 妹がタバコが好きなことは知っているが、隠しているようなので見て見ぬふりをしている。その時だけ、ちょっと自分の体を恨んだ。 「おはよう、お寝坊さん。」 「行ってらっしゃい、気を付けて。」 「いいかい、絶対にキッチンにははいっちゃいけないよ。危ないから。」 「あれ、けがをしたの？今日はどこに行ったのかな。」 「お兄ちゃんはいつだってみなとの味方だからね。」

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