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今かなり売れっ子の実力派俳優。 彼が演じる役柄は実に多彩で、厳格な預言者から不埒な詐欺師まで演じ分ける様はまるで人間が変わったかの様だと言われている。 【備考】 彼は多重人格者である。 それは物心ついた時からそうであって、おそらく幼少の頃から継続して続けられた虐待が原因だったのか。ともかく人格と言うものは彼にとって非常に曖昧で多岐に渡る物だった。 現在は主人格を含む7人格によって彼の人格は概ね成り立っているが、これは彼が学生時代に出会ったリーの愛の6類型に影響を受けた物であり彼はこれに自らを投影する事によって不安定になりがちな人格の制御に成功することとなった。 基本的に副人格は舞台の上でしか現れず、普段は『愛を持たぬ者』が主人格として振る舞っているが、主人格に危害が加えられたり危機が迫ると副人格が出てくる事もある。 人格の一覧は以下の通り。 エロス…副人格 情熱的で気まぐれな女性。 ルダス…副人格 軽薄で気怠げな青年。 ストルゲ…副人格 気さくで好奇心旺盛な性格の少年。 プラグマ…第二副人格 計算高く、冷徹な印象を受ける青年。 マニア…第二副人格 常に不安そうにしている、懐疑的な性格の青年。 アガペ…第二副人格 無邪気に微笑む子供の様な雰囲気の人格。 殆ど表に出てくることはない。 愛を持たぬ者…主人格 他の人格に愛を奪われた人格。 淡々としており物静かな青年。 口数はそれほど多くなく、地味な印象を受けるかもしれない。 この人格は愛を持っていないので何かを欲すると言う事が出来ない。 その為物の好き嫌いや思想の有無についても非常に希薄。 ただ「生きているだけ」の存在。 そんな自分を何より虚しく感じている。 希死念慮に苛まれており他人にお世話されないと生きていく気力がないし、本人もお世話される事に慣れきっている。 その為マネージャーには多大なる苦労をかけている。

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