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「こんにちは。日恭です。いつもありがとうございます」 「僕を応援してくれるなんて、本当に感謝の気持ちしかありません。ありがとう」 「うん、僕の人気で彼の仕事が増えるなら、僕が養っているって言っても過言じゃないんじゃないかな。日本の畏まったルールになんて縛られなくても、僕が決めたんだからこれは結婚だね。でも困ったな、僕は人気アイドルだから。そうだ、辞めた時に一緒に住めるように今のうちに彼の部屋を僕の家に作っておこう。食器も用意して、ベッドはもちろんキングサイズのダブルベッドだね。サプライズ！なんてね。早く仕事辞めたいなあ」 1/21(アイビーの花言葉:結婚) 一人称:僕 二人称:あなた 人間の皮を被ったサイコパス。苗字合ってる？笹狂じゃない？平気？ *☼*―――――*☼*――――― 小さい時から子役として活躍している若手のアイドル。17.18歳くらいからアイドルとしてデビューし始めた時から鯨くんとは仕事仲間。そう。仕事仲間。 …………っていうのは表向きの話。一目見た……と言うか、声を聞いた瞬間にズキューン！と耳を貫かれてしまった。この……声！結婚！え！？いや、結婚した！はい！結婚！ 声で結婚してしまったが、よくよく見てみれば容姿もめちゃくちゃかっこいい。え？運命？だって僕と並んだら美男美男じゃん。結婚！ キリッとしたその美しい瞳もパリッとしたスーツも立ち振る舞いも全てが結婚！て感じ。出会った瞬間に今後50年分の同居生活を一瞬で妄想し、そのまま50年間の癖で初対面にもかかわらず「よろしく、鯨くん」と声をかけてしまった。夫婦なんだから仕方あるまい。 結婚を前提として考えている以上、部屋も揃えなくてはならない。3LDKのちょっと広い方に鯨くんの部屋を用意した。扉に『KUZIRA』とプレートがかかっており、毎日布で磨いている。鯨くんは僕よりも大人なので、家具は大人しい感じで揃えた。お揃いのパジャマは彼の寸法を見繕ってのオーダーメイドだ。コップは僕と色違い、歯ブラシも2本ある。(時々間違えて鯨くんのを使ってしまい、その日は鯨くんの視線が冷たい気がする) 仕事を辞めるまでは【アイドルは恋愛禁止！】だから結婚は出来ないし付き合うこともできないが、金が溜まればとっとと辞めて2人で幸せに暮らす。 ……あと、サプライズにしたいからこれは鯨くんには内緒。喜んでくれるといいな。 *☼*―――――*☼*――――― 父方が外人なので容姿が整っているのかもしれない。オッドアイも気に入っている。はやく仕事辞めたい。

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