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「世界中のいずれかの四肢を失った者たちを救える義肢を生み出したい」 体の一部を失う絶望、失った後の苦痛を彼女はよく知っている。 故に世界中の体の一部を失った人がもう一度四肢を取り戻したと思えるくらいの高性能な義肢を作れる 現代で可能な知識が欲しい。 人類学・コンピュータ・電子工学を学んだのは義手や義足を発明してみたい為。 おとぎ話の王子様のように話す、髪のとても長い少女。腰元まである髪をゆるい三つ編みで束ねている。 性格は極めて温厚で聡明、しかし無邪気に人懐っこくよく抱きついてくる。 たくさん本を読んでいる。とくに電子工学や人類学。義手関係の本をよく読む。 訳あって大学レベルの知識、高い教養を持っているが今はキリスト関係の女学院にて勉学を学んでいる 普段の授業中はまさに優等生、休み時間は友人と話したりもするが小さい人形を動かしスケッチしたり医学書を読んでいる時もある。 また放課後はあっとう間に、意外なことに自転車<運転20%>で帰ってしまう。寮制だが寮には住んでいないらしい。 私生活は謎に包まれているが、一人暮らしということ、人気のない一軒家に住んでいるらしいことは噂されている。外には大きな竈門があり、作りかけの人形の一部がたくさん転がっているとか。 なお一緒に暮らしているのは片腕を不発弾で失った老人で、かつては名のある陶芸家だった。しかし戦争の後遺症で今はほとんど陶芸はできない。隻腕の生活は慣れたがカタテが介助したりしている。 「かつて名うての陶芸家であったわしは、今やすっかり寂れた生活をしていた。かつての栄光も弟子も家族にも先立たれ、残ったのは不便で孤独な毎日。いや、孤独と認めたくはなかった。陶芸家としての過去の栄光で培った自尊心だけで山小屋でなんとかくじけずに暮らしていた。 そんなある日、山小屋に突然来訪してきた小娘は片腕で物置をうまく掃除できず苛ついているわしに声をかけてきた。 『おじいさん、お手伝いします』 わしの答えも聞かず小娘は手を出してきた。大抵こういう時はいらんことしかしないのが健常者だ。 だがひょいと小娘は慣れた様子でわしが取りたかったものを取り上げた。美しい笑みを浮かべて渡してくる。 結局小娘に夕暮れ時まで手伝われてしまった。かゆいところに手が届くとはこの事かというほど小娘は気が利いた。 “まるで過去に隻腕だったかのように” そして私をまっすぐ見て小娘は言った。 『おじいさん、私をここにおいてくれませんか?　生活費は自分で工面できます。あなたの右腕にもなりましょう』 わしは小娘が戯言を言ったと鼻で笑い、それなら明日1日片腕だけで生活してみろ。と言った ・・・・・結果、小娘は見事に片腕だけで生活して見せた。約束を違えることだけはせん わしは小娘を、青峯華盾と名乗る少女を家に置く事にした。 娘は通帳を見せてきた。目がくらむほどゼロの並んだ額。若い者がもっていても一生を過ごしたあと余りが出る ほどだった。 ・・・娘が何者かって?　そんなのは知らん。ただ知識だけあるだけで自転車にも乗れないようだったから わしは自転車の乗り方を教えてやった。小娘は自費で遠くの名門校に自転車で通うようになった 見るものすべて珍しがる娘は奇妙ながらもわしの孤独を埋めてくれた。あぁ、認める　わしは華盾が大事だ」 【魔法少女希望譚】 願いが叶わなかったことと後遺症で寿命をさとり義肢作りに没頭する。学校もやめ、外との交流を完全に断ち一人孤独に義肢作りを続ける 【夏の扉を僕らは知らない】以下ネタバレ 恭しく振舞うが、HO1に対してはとても愛情深く接している。 いつの頃からか自分のことを「カタテ」と名乗るようになった。事実彼女には片腕がない。(胴体からぷっつり) 外の世界に興味があり、たくさん本を読んでいる。とくに電子工学や人類学。義手関係の本をよく読む。 エンドA　生還 AF：ホムンクルスの体 あなたたちはホムンクルスである。しかし、精巧な人体構造を持つため、一般的な 科学技術ではあなたたちがホムンクルスだとは気付かない。 あなたたちはHO作成時に得たデメリットを全て失う。 また、あなたたちは「ミ＝ゴの科学技術」を知っている。 そのため、クトゥルフ神話技能に+4され、且つINTもしくはEDUに+1される。 これに年齢下限は適用せず、これで職業ポイントが増えることはない。 ※生還した場合、探索者たちは自由に生活をすることが出来る。 　親戚などはいないが、逸峰頼子は探索者たちがしばらくは生活に困らない程の 　金銭は残している。 　探索者たちは生還した場合、名字を得て、そしてこれからの人間を歩んでいくことになるだろう。 　これから先、継続で使用する場合、「一般的な探索者」として使用することが出来る。 　シナリオ終了後の人生に関してはPLが自由に決めて良い。 本名、逸峰 華盾(いづみね かたて) 彼女は片腕を失った痛みとその後の不便な生活の苦痛をよくしっている 愛しい妹に片手分しか頭を撫でられないこと、抱きしめてあげることができないこと。 ・・・・・守れなかったこと 母親の最後の愛を受け取り、だが死者はもどらないと理解して、彼女は外の世界へと出た 母の望んだ幸福を謳歌するために。

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