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あなたは昔引っ越した近所の親友と別れた事を、時々 思い出す事がある。 その時一緒に作ったロケットを常に持っている。昔親 友が、奇妙な雰囲気に誘われて露天商から買ってしまっ た物だ。アンティーク調、いびつなハート型で裏側に「2」 と大きく彫り込みがある。中には中学生の頃の 2 人の 写真が入っているが、ボロボロで顔は判別できない。 ★スパイガジェット ・妖刀 ( 日本刀 ) 人ではなく人ならざる者を倒す為のものと伝えられてい る。 人間だけは切ることが出来ないが、打撲ダメージは与え られる。(1d3 程度) また、命を持っていない物(金属やコンクリートなど) を切り裂く事が出来る。 大きいものを斬る場合、MP を消費しなければならない。 ストロベリークオーツ 石言葉：女性の象徴、愛、美、積極性 アンモライト 石言葉：過去を手放す ジェード 石言葉：知恵、名誉、安らぎ、富 パール 石言葉:健康、長寿、富、純潔 カルト教団の教祖である両親から産まれすぐに母親の姉に引き取られる 姉夫婦の元ですくすくと育ちいつの間にかできた親友とクソガキらしい事をしたり男子を誑かして親を困らせたりまぁまぁ平和に暮らしていた 中学生最後の日、夫婦の事情で引っ越しすることになった。理由はいくら聞いても転勤だとしか教えてくれなかった 稼げる歳になったら一緒に酒でも飲みに行こうと軽い約束を交して そこからおかしくなことが増えた 帰り途中につけられている気がしたり、何処かから目線が感じたり またストーカーかぁ…とのんきな事を考えながらほおっておいた、そのままにしなければ最悪な事態にはならなかったろうに いつものように夜遊んで帰ってきたら家の中には土足で上がり込んだ血塗れの集団、そして真っ赤な部屋とバラバラに磔にされた二人分の死体と内臓だった 彼女はすぐに気づいた、その死体が夫婦だと そしてこの集団が夫婦から聞かされていたカルト教団なのだと 一人が前に出てきてこう言った 「迎えにきました神童様、教祖様が貴女を欲しております！」 その場で一番扉に近かったのは彼女だったためその場から逃げ出すことが出来た あぁ、こういう事だったのか、引っ越した理由は それからは夫婦につけられた名前を使うと教団から見つかるので名前も家も全て捨て裏の世界に足を突っ込んだ、まぁロケットだけは捨てられなかったけど 裏世界はヤクザにでも身売りをすれば案外すんなり入れた、顔が良かったので。 倫理観が割とぶっ壊れていたので色々手を出せた、色々と。 そのうち金があれば如何とでもなると考えどんどん手を染めていった 殺人にも、盗みにも、騙しにも、身体を売るのも すべて躊躇しなくなった 立ち位置の高い者の愛人やセフレ、飼い猫になったりとそんな馬糞の溜まり場の様な最悪な暮しをしていたある日、ヘマをして今にも死にそうな身体を引きずり裏路地で猫のそばで倒れていたら探偵をしている青年に見つかり引きずるような形で保護された（こいつが暴れてたから） 殺されると思っていたら手際よく手当されたり風呂に入れられたりと手厚い歓迎？をうけスペース猫の様な顔になったのはこの日初めてだ 何か恩返しをさせろといえば怪盗を一緒にやらないかと誘われ仕方ないから飽きるまで付き合う事にした 新しい飼い主ができた訳だからいつも通り身なりを整え彼色のチョーカーにこれもいつも通りにストロベリークォーツをはめ込んだものを首輪代わりにつけた 驚いたような顔をされたがそれも想定内だ ただ予想外な事もあった 殺人、ハニートラップ、そういうものは一切やってはいけないとかつて夫婦に言われたことをそっくりそのまま言われた。自分でも美女なのは理解してるし自分より美しいものはいないと思っている その私を前にそんなことを言うヘタレな彼に興味が湧いてきたのも予想外だった 仕方ないから表面は従う事にした、と言っても彼と手を組んでから人を殺す事も足を開く事も無くなった、おかしな気分だ。 喋るボス猫や無機物ならぶった斬れる刀、いろいろなものに驚きながら彼のおかげで第二の平和な暮らしを今までしている 本名はルラディテ=パール 佐猫君 ミト、飼い主 神風君 カミカゼ、リュウ 「最期まで最低で汚い女ですまない。愛してるよ、　　　　。」

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