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女子高校生。(オリジナル) 月下香 - チュベローズ 花言葉：危険な快楽、危険な楽しみ、危険な関係 特徴：【オシャレ】いつも身だしなみに気を使っている。APP+1。 　　　　　　　　　努力して、努力して、努力した。 　　　　　　　　　自分より可愛い女が許せない。自分より可愛い女なんていない。クラスで一番可愛い女は絶対に美香。 　　　【勉強家】　あなたは日々学ぶことに精進している。EDU+1。 　　　　　　　　　プライドの高い彼女は”馬鹿だと思われたくない”という意地で家にいる間は勉強をしている時間が多く、 　　　　　　　　　こっそりとバレない様に努力をしている。成績は良い方。 　　　　　　　　　だが、努力は”ダサい”と思っており周りには「勉強なんかしてない」という風に振舞っている。 月下美香はクラスの人気者で、クラスの中心的人物であると言える。 ただ、彼女には問題点が多い。美香に深く関わったことのない人は「外見が良く、天真爛漫で可愛げのある性格」だと評価することが殆どだが、美香は人よりも外見が整っている故に自分への自信が強く自己中心的な考えを持っている。 小さい頃から美香を指摘する人は傍に居らず、同調する人ばかりが傍に居た為に美香の自己は膨張していく一方だった。 その為に現在も自分が可愛いと言った物は全員が可愛いと思っており、自分が嫌いだと言った人物は全員が嫌いだと思っていると本気で信じている。だから、美香に否定的な意見を言った人間は絶対に悪”であり、攻撃するべき人間という判定になる。 他にも月下美香には性に奔放な一面もある。 性欲が強く、長い間人に求められない時期があることが耐えられない。 セフレを作るだけでは飽き足らず、外ではパパ活の様な事にも手を出している。 特定の恋人は作らず、複数の人間と関係を持っている。 【参加シナリオ】 ・天上落土、堕楽のすヽめ　…「識野 颯士/夏胤 無垢/宮川 春助」2020.09.06 【不定の狂気】 ・フェティッシュ　…５か月 ---------- ---------- ネタバレ ---------- ---------- 【シナリオ通過後】 夏胤無垢という生徒と深い間柄になった。どちらとも交際の話を出したことは無いが、美香にとって夏胤無垢は特別な存在であり美香の事を一番に大切にしてくれる存在だと信じている。美香がどんなに周りの人間に離れられても、嫌われても絶対に無垢だけは美香の傍を離れない、そう信じている。 そんな唯一無二の存在が出来ても、美香の行動は変わらない。これからも複数の男女と性的な関係を持つだろうし、体を売って金を得るだろう。例え美香と関係を持った人間が何故か転校したり失踪したり死んだとしても美香は変わらない。美香は気づかない。 ＿＿＿　　＿＿＿　　＿＿＿　　＿＿＿ 『とある男子生徒の証言』 「は？なんで美香の事なんか聞くの？」 僕は生徒が行き交う放課後の教室で黒髪の女子生徒に声をかけた。長い髪を人差し指に巻き付けながら睨みつけてくるこの女は月下美香と同じクラスの生徒だ。いつも月下美香と行動を共にしていた印象があったが、話を聞こうとしただけでこの反応をされるとは思わなかった。あまり月下美香とは仲が良くないんだろうか。 「あ、もしかして美香が好きとか？」「アイツは辞めた方がいいよ、クソビッチだから」 黒髪の女子生徒の言葉に周りに居た三人の女子生徒は汚い笑い声をあげた。 月下美香は真言高校の二年生の中ではかなり美人な部類だ。他にも美人な女子生徒はちらほらと見かけるが、”お手軽”という意味でも月下美香は男子生徒の中で人気だった。 「それは言いすぎでしょ！」「だってマジじゃん？色んな男とっかえひっかえしてるしさぁ」「そういえばアンタの彼氏も取られたんでしょ？」「うわ、思い出させないでよ！気分悪いわー」 こちらに目を向けず、四人の女子生徒は口々に文句を零した。 　そんなに月下ってやばい奴なの？その、ビッチとか言ってたけど 質問を投げかけると待ってましたと言わんばかりに女達は楽し気に話し始めた。 「美香って顔は良い方じゃん？だから結構男子に人気なんだよね。男って馬鹿ばっかりだからさぁ、性格ブスってのも気づかないで”可愛い可愛い”って優しくしてんの！マジで顔がいいだけのくせに調子乗りすぎって感じ」「しかも男遊びもヤバくてさー、誰にでも股開いてるらしいし友達の彼氏取ったりもしてるし」「だからアイツって女子には裏で嫌われてんだよね」「つか美香のこと好きな女っていんの？」「いないっしょ」「だよね。ウチも嫌いだし」「正直すぎ！ま、あたしもだけどー」 耳に響く甲高い笑い声を上げながら茶髪の女子生徒は近くにあった机を軽く蹴飛ばした。その拍子に中に入っていた教科書がバラバラと音を立てて床に広がった。教科書には”月下”という名前が書かれていた。恐らく月下美香の机だと分かったうえで蹴飛ばしたんだろう。黒髪の女子生徒は床に散らばった教科書をちらりと見てから、僕の方に向き直った。 「アンタ、美香のこと好きなんでしょ？アイツだったらいつでもヤれると思うよ。ガバガバだろうけどさ」 　あー、うん。…考えておくよ。色々教えてくれてありがとう。 特に面白くもない下品な言葉にどうにか笑顔を作り、四人の女子生徒に軽く手を振って背を向けた。 廊下を出る前に背後から四人の声が聞こえ、咄嗟に聞き耳を立ててしまった。 「そういえば修学旅行のグループ分けどうする？」「あー、四人一組だっけ」「そうそう。ウチら五人じゃん」「…美香ハブっちゃう？」「それアリ！でもアイツキレないかな？」「大丈夫でしょ。馬鹿だし」「ちょ、言い過ぎー！」 …少しだけ気の毒だな、と思った。

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