タグ： いがらし いずこ 杜甫kuresu

空木市のある大学に通う一回生。整った顔立ちと怜悧な視線、それに伴った強い精神が特徴。今は歴史系か人類学系か、ゼミを考えあぐねて両方受けている。 恵まれた身体能力はないが物心ついた頃から続けている剣道は全国に届く腕前を持ち、その佇まいに見惚れるものも少々。それは非実践的な筈のものを、実際の殺生に応用できるほどにまで熟達している。 年を経て改善したものの、やや病弱。今は分かりにくいが、全国大会でも深刻な体力切れを起こして幾度と負け越している。 何処、という名前は「何処へ向かい、何処に立っているのか。問いかけ続けるように」という意味の名。 彼女の剣筋は普段から読みづらい軌道を持っているが、ある一定以上のラインを彼女の中で超えた時、相手の中に組み立てられる予測が完全に消失する瞬間を作り出すことが出来る。或る好敵手はそれを「無垢」と呼んだ。 ・アーティファクト「You」 白紙のハードカバーの本。表紙にYouと達筆で書かれているだけ、筆者はPC自身。 ―――――貴方の物語は、貴方が綴りなさい 効果：なし（何処は何にも使わない） 「交渉技能：劣化した統一言語」 世界の果て。無貌の神の認識保護により大半が劣化し、使える確率自体も保証の弱いゴトーワード。それは全てのものに対して通じる言語であり、場合によっては”無”にすら言葉が届くとされる。 無機物などにも通じることがあるが、大半の場合は人間の身では難しい。ただ、意志と言語を持つものなら、劣化しようとも意思疎通が出来るかもしれない。 少なくとも、伝えること。綴ることは叶うだろう。

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