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怪盗/職業技能＿鍵開け、隠れる、聞き耳、忍び歩き、追跡、変装、芸術(ミスディレクション)、心理学。 　　/興味＿図書館、目星。 【基本】 空閑 旭(くが あさひ)、25歳。 【性格】 のらりくらりとしている。気分屋。 【概要】 「なすがまま、なるがまま。」 これが僕のモットーだ。 予告はしない。めんどくさいし、何より目的のモノが気分で変わるから。 でも、面白いことには興味がある。たまに便乗することもある。 【PCの過去】 親子2代で怪盗。だが、別にそういう家系という訳では無い。成り行きに任せたらこうなってしまった。 大学を卒業し、就職もしたが人間関係がうまくいかずに1年で会社を辞めた。つまり、無職だ。 この先どうしようかと悩んでいるときに、母から連絡がきた。どうやら、父が倒れたらしい。 急いで病院へ向かうと、そこにはかろうじて息のある父がベッドに横になっていた。ベッドのそばには願うように父の手を握る母がいた。 状況を聞くため医師に話を聞くと、慢性的な持病が併発し手の施しようがなく、今は延命措置を行いかろうじて命をつないでいるのだという。 あまり口では語らず背中で語るような人で、人の意見にすぐ流されてしまう僕とは違い、真っすぐ芯の通った人だった。 僕が病院が来て、早いような遅いような不思議な時間感覚に囚われ気が付けば24時を過ぎていた。 相変わらず、母は父の手を握っていた。僕もいつもは父とはあまり会話をしなかったがこんな時だからこそ自分の口で感謝を伝えようと父の近づいた。 すると、父の目が開き、僕の目を見て口を開いた。 「床の間……手前2つ目……R2……U1………L3……D2………花瓶の指輪………後を頼む…。」 何のことか全くわからず困惑していると、先程まで呼吸するのがやっとだった父が目一杯息を吸い込んだ。瞬間、父が勢いよく身体を起こし、人工呼吸器を自らで倒し、機械を停止させた。僕を見て少しほほ笑み、数秒後に父の心拍数は一直線になった。母は、泣きながら父の身体を揺らし必死に起こそうとしていた。僕は頭が真っ白になり立ち尽くしていた。 数日後、葬式などがあり父のものを整理していた。 そして、ふと思い出した。あの夜、父が言っていたことを。 「床の間…。」 僕は、和室に向かった。いつもの和室だ。いつも父がこの部屋を掃除したり花の手入れをしていた。今まではこだわりの強い人だと思っていたが、あの夜の父の言葉だとこだわっていたのには、また別の意味がある気がした。 床の間に近づきよく見ると、板張りになっている床の間の手前から二つ目の板が他の板よりも少し新しいように見えた。 まさかと思い、父の言葉を思い出す。 「R2、U1、L3、D2」これは「右2、上1、左3、下2」ということなのか？と思い、実際に板を右に動かしてみる。すると板が動き出した。カチッと音が鳴り、これが回数としては1なのかと思い、さらに力を込め板を動かそうとすると、さらに動きまたカチッとなった。「ということは…！」と思いさらに動かし、最後まで動かし終わると床の間に小さな隙間ができ、そこは何か輪っか状のものをはめ込めるようになっていた。 「花瓶の指輪」なるほどと思い、和室にある花瓶に手を入れてみる。するとそこには、透明な袋に入った金色の指輪があった。それを隙間のはめ込めそうなところにはめてみると、カチッ鳴り手前から二枚目の板が少し浮いた。少し浮いたところから手を入れ開けてみるとそこには金庫があり、金庫の上にはメモがあり"(PC)の誕生日"と書かれていた。金庫に自分の誕生日を入れると金庫が開いた。中には宝石のようなものと遺書と書かれたものが入っていた。 その遺書に目を通すとそこには、父が怪盗であったことが書かれており、最後に「(PC)にこの場所を教えたということは私がやり残したことがあるということだ。私の書斎の引き出しの上から3段目にある日記を確認すればわかる。後を頼む。」と書かれていた。 とりあえず、父の書斎へ行き、日記を探すことにした。書斎の机の3段目を確認すると確かに日記があった。 日記には、父がこれまでにやってきたことが細かく書かれていた。テレビで事件として取り上げられたこともやっていたらしい。 そして、読み進めるとまだ完成していないページにたどり着く。そこには、"消えた金塊"とタイトルが書かれ、どうやら父が以前盗った金塊が何者かに盗まれたようだった。痕跡を追って探していたがその途中で持病で倒れてしまったことがわかった。先程の花瓶の中にあった金色の指輪はその金塊と一緒にあったものだったが、この指輪だけが盗られていなかったようだ。さらに、この金塊はこの家のもので昔盗られたものを父が怪盗となり取り返したのだがそれもまた盗られてしまったらしい。 別に僕が父のやり残したことをやる義務はない。でも、今は仕事もないし、特にやりたいこともないし面白そうだから金塊を探しつつ怪盗とやらになってみるかな。 そして、金塊の件は進展がないまま、現在に至る。 【その他】 〇技能取得について ・芸術(ミスディレクション) →相手の注意を別の場所にそらす手法。目的の場所に奇想天外な方法で入るのではなく、普通に正面玄関から入るときなどに用いる。 　空気のように相手から視認できなくする。心理学を応用した技術で、言いくるめを体現化したのようなもの。 〇PCについて ・PCの生まれた家について →結構大きな日本家屋。母屋に馬屋に小屋。そして、蔵もある。 　歴史のある家柄で生まれた。 　蔵に金塊があり、それを盗まれている。 〇モットーについて(解釈) なすがまま...自然の流れに身を任せる なるがまま...他人の行為に対して否定はしない

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