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富岡暦(ﾄﾐｵｶ ｺﾖﾐ) 本名 谷裂 幸太郎(ﾀﾆｻﾞｷ ｺｳﾀﾛｳ) 幼い頃から人が話してる事を理解することも、自身が考えている事を人に伝えることも上手く出来なかった その上表情を変えることも苦手で、彼がひとつ口を開けば多くの人を怒らせた 人よりも多くのことが出来ない彼だったが、その代わりに格闘の才に恵まれていたようで、人が見ていようと見ていまいと練習に打ち込んだ 彼はそれを楽しんでいたし、尊敬している師に褒められることも嬉しかったからである 得られたものは、嫉妬と迫害 簡単に人を殺められる力 何を言われても表情が大きく変わらない彼は周りから｢驕っている｣｢周りを見下している｣｢師の教えを守っていない｣などと揶揄された 実際の所、彼の格闘術は師の教えとずれていた これは別にわざとそうしていた訳ではなく、自身が理解できる形でそれを理解し出力していただけなのだ だからこそ師は何も言わなかった それだけだった そんなことを知る由もない周りの嫉妬は次第に膨れ上がる 始めは些細な嫌がらせだった 彼はそれを気に止めなかった 嫌がらせは日を追う事に嫌がらせ、のレベルで済まなくなっていった 彼はそれを嫌だと思ったが、周りを止める術を知らなかった 終いには、複数人に襲われた 不可抗力だったのだ 表に出ないだけで彼は驚いていた 驚いた彼が自衛の為にその脚を振る事を誰が責められようか 結果、人を殺した 真っ先に考えたことは師のことだ 自己防衛とはいえ殺したのは事実 そうなれば尊敬する師も責任を取らされる どうしよう、どうすればいい？ 考えていない訳じゃないんだ。 どう伝えればこれは伝わる？ 彼は今、とあるマフィアの元で飼われている 死と隣合わせであれど、表社会の人間にとっては冷徹冷酷な世界であれど 彼にはそこが、そここそが 安寧と幸福をもたらす場所である 死ぬことが怖くない訳じゃない。 死に急ぎたい訳じゃない。 ただ、死ぬことよりも恐ろしいことがある。 本当に恐ろしいのは、やるべきことを正しく示されないことだ。 首にかけるは血の掟 小さな硝子のペンダント 必要ならば噛み砕く 毒も苦痛も飲み込んで、覚悟を持ってそこにいる 特徴表 4-5 不思議ちゃん(コミュニケーション弱者) あなたは他者と適切な関係を築けない/他人を不用意に怒らせる天才である。交渉技能および心理学のファンブル値が91〜100になる 2×10ポイントの技能ポイント 通過 【牢獄の悪夢】

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