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「俺はハンス。父さんからはヘンゼルなんて呼ばれてたけど……俺は気に入ってなかったんだ。ヘンゼル（ハンスちゃん）なんてさ」 「妹の名はグレーテ。家族はグレーテルって呼んでた。クソババアに追い出された森で彷徨ってたどり着いたお菓子の家の魔女にさらわれたのさ。……きっと生きてまた会ってみせる」 「グレーテルはおとぎ話が大好きで、寝る前によく読んでやってたんだ。……本当に手のかかるやつだ……」 『ハンスは本を開き、一節を唱えた。　「臆病ライオンに普遍の勇気を！」』」 　 　名前：ハンス・グリム 　得意なこと：家事・料理　苦手なこと：朗読 　好きなこと：妹・読書　　嫌いなこと：刃物を扱うこと 　武器：竈（かまど）のハンマー。柄の先に竈を直接鋳造してもらったもの。護身用の鈍器として使用としている。 　外見的特徴：男性的、古傷だらけ。 　行方知らずの妹を探して旅をしている童話作家。 　快活で豪快な振る舞いをする見た目と反対に知識豊富で特に話の題材となりうる各地の伝承に関して詳しいが、地元の伝承には詳しくない。 　妹は力仕事が専門でハンスは手先のことが得意だったと言う。今では逆にハンスのほうが体力のいる家事や木こり仕事をこなすのが得意。 　幼少の頃から働かされており、労働だけでなく、優しく気弱で虐待に抵抗しない妹を守るためにできたという痣が身体のあちこちにあるが、彼女はそれが誇らしいようだ。 　だが彼女にはどこかちぐはぐなところがある。 音楽例： 「臆病ライオンに普遍の勇気を！」 【オズの魔法使い】　臆病なライオンが勇気を出して友を救ったことを魔法使いに称えられるシーン。誰にでも勇気はあるという教え。臆病と勇気の詩。 「月の輝石が道を示した！」 【ヘンゼルとグレーテル】　兄のヘンゼルが用意した月明かりに輝く石が暗き森から家へと帰る道標となるシーン。知恵と行動の詩。

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