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「俺、天才でしょ？」 ロンドンの路地裏を溜まり場にしている非行少年。 深夜ストリートアートと称した落書きを繰り返している。 よく補導されるので刑事たちとは顔なじみ。 ほぼ毎夜路地裏にいる割には補導回数は少なく、月4回ほど。 耳が良いため刑事たちの足音を聞き分けてうまく逃げるのだ。 昼間は家で寝ているか、近くの通りで絵を売っている（売れているかは不明）。 学校に籍はあるが通っておらず、不登校である。 学費と生活費は兄がどこからか出してきた金で賄っている。 絵の技術はそこそこだが、独特の配色センスと世界観が刺さる人には刺さる。 自分の才能を理解してくれない（理解しようとしない）人を嫌がるが、 褒めてくれる人には甘えがち。 両親は幼い頃に蒸発、兄と二人で暮らしてきた。 兄はとても優しく可愛がってくれた。 しかし最近はなかなか家に帰って来ず、一ヶ月ほど家を開けることも。 本人は車で友人とどこかへ行っているということしか知らず、 追求しようとすると兄が怖くなるので深くは聞かない（聞けない）。 基本的に他人に興味がなく、深夜に行動を共にしている不良仲間たちともあまり口を聞かない。 普段言葉を交わすのは兄と刑事たちくらいである。 その兄とも最近はあまり話すことがないため、刑事たちとの関わりが強くなるのは必然である。 落書きを繰り返すのも、誰かに自分の存在をわかって欲しいからかもしれない。

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