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　ごく一般的な日本の家庭に生まれ育つ。元々お爺ちゃん子であり、第二次大戦時ゼロ戦のパイロットだった祖父がこれに命を救われたと言ってお守りにくれた鉱石のような石を譲り受け普段から持ち歩いていたが、ある日バス事故ー後にオーヴァード関連の事件だったと知るのだが―に巻き込まれた際にオーヴァードとして覚醒し生還、更に祖父からもらった石が実は賢者の石であり長期間所持していたことでオーヴァードとしての素質と賢者の石への適合率が上昇していたことが覚醒のきっかけだとのちに判明する。 　更に覚醒後の検査中に遺産にも適合していたことが判明してしまい、その希少性から扱いに困った挙句最終的に遺産管理部隊でありUGN本部きっての武闘派であるナイトフォールに、その身柄の護衛も兼ねて送られることが決定する。その後はナイトフォールでオーヴァードとしての戦闘訓練を受けつつ、後述の様々な理由から任務への出撃回数自体は少ないものの本人は（主に問題児として）毎日楽しくお気楽な様子で日々を過ごしている。 　前述した通り、世にも希少な賢者の石と遺産の二重適合者。ポテンシャルは抜群ながら危険物を2つ所持・使用していることもあり本来は慎重な運用が求められるが、本人は『すごいパワー＋すごいパワー=超すごいパワー＆かっこいい』という小学生レベルの思考から本気で2つの同時併用を目指して訓練し、挙句不完全ながらも一応の形にしてしまった奇才。当然同時使用時は大きな消耗と引き換えに並みのオーヴァードとは一線を画した出力を発揮する、いわゆるロマン砲的存在。 　性格は祖父もそうだったせいか極度の女性好き。可愛い子から美人のお姉さんまで大好き。隙あらばハグだの頬ずりしようとするうえに、それに対する（暴力的な）反撃も大体の場合嬉々として受け止める若干の変態。基本的に女性の涙を嫌うフェミニストだが、嫌がられるのもそれはそれでまたよしと考えるポジティブ思考。女性相手なら基本的に極度のハイテンションだが、男性相手ならそれなりに普通に喋ることも出来る。 　本来の主な任務は、遺産回収部隊であるナイトフォールにも関わらず遺産ではなく『賢者の石の回収』。複数の賢者の石を自身の石に吸収できる特殊な性質を利用し、発見された賢者の石を回収・管理下に置く為にUGN本部に在籍しているが、賢者の石自体の希少性と吸収する数が増えていった際の弊害がまだ不明な（少なくともUGN側はかなり強く危険視している）こと、最大出力を発揮すると少々（被害的に）目立ち過ぎること、そして本人の少々特殊な人間性から任務が与えられることは少なく、実質的な秘密（にしたい）兵器状態となっている。あらゆる意味で、ナイトフォールにとっての最後の切り札（ラストカード）。

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