タグ： 紙袋

A国(アトアミティ国) 代々政治的指導者を輩出している家系の生まれ。家族構成は父親と兄。母親は幼い頃に亡くなっている。父親は根っからの政治的指導者、兄は父を崇拝し、母親は神を信じこの国は神に守られていると説いていた。 ロフィリアも指導者となるべく教育を受けていたが「女に政治など不可能」「お前に民を導くことなど無理だ、指導者になる兄の枷にならぬよう目につかぬところにやるべき」などという親戚や周りの親族の考えにより10歳頃にロフィリアの母親の兄が神父を務める教会に預けられることになる。ロフィリア自身兄がいるのだから自身が指導者となることはないと考えていた為大人しく教会でシスター見習として過ごしていた。 自国の平和を、教会に身を寄せるの子供達の安寧を祈ることを日課としていた。子供たちに本を読み聞かせることが多く、読み聞かせはとても好評だった。ロフィリアは指導者となるべく教育を受けてきたのだ、人の心に響くよう言葉を紡ぐことを自然と得意としていた。ロフィリアの紡ぐ言葉は確かに兄や父のような力強さはなかった、然し聞く人を安心させ、後押しする強さがあった。それはまるで女神や天使のお告げのように、神秘さを感じるような言葉を紡ぐのだ。 教会に身を寄せる子供も、教会に立ち寄る人達も、そんなロフィリアの紡ぐ言葉を、言葉を紡ぐロフィリア自身を愛していた。 そんなロフィリアの教会での暮らしが終わりを告げるのは18の時である。 兄であるラドリオが暗殺されたため、父の後継者としてロフィリアが呼び戻されたのである。 親族の勝手に呆れを覚えるも、己のすべきことを成すためお世話になった教会に別れを告げ再び指導者としての教育を受けることになる。 ロフィリアの掲げる思想とは、アトアミティ国民が笑って過ごせる日々を守るということ。例え他国を犠牲にしても、自国民が笑ってくれるのであれば、幸せであるなら構わないのだ。 そのため自国が幸せになれる政治指導であれば父親や親族の言葉に従っていた。 また母親の影響もあり神を信仰し、この国を守っているのは神であり、全ては神の意のままであると考えている。 そのため、指導者としての自分の役割は神の代わりに民を導き、神の言葉を伝えることだと思っている。 第三次世界大戦も、ロフィリアにとって全ては神の意であり自国を守るために必要なことであると考えいる。 指導者として活動していたが、ついに戦犯者として捕らえられてしまう。親族により売られたのだ。全ての元凶として。 然しロフィリアは抵抗することは無かった。これも神の思し召しなのだと、神から与えられた試練なのだと思ったからだ。 試練を乗り越えるためにも、自国を守るためにもずっと祈りを捧げ、言葉を紡ぎ続ける。 全ては自国、アトアミティのために。 というのは建前である。ロフィリア自身熱心に神を信仰している訳では無い。 女というだけで舐められてしまうというのは親族の反応から分かりきっていた。 だからこそ神の代行者を騙り、神の言葉として自身の言葉を紡ぎ続けるのだ。 教会の子供達を、大切な人を守りたいという気持ちは本物である。そのために他国を犠牲にしても構わないいうのも本心である。 ただアトアミティを守りたいわけではないのだ。守りたいのはアトアミティに住む一部の大切な人達だけ。その人達を守るためついでに国を守ろうと導いているだけなのである。 戦犯者として捕らえられたことに関しては不満しかないが、捕えられた時、教会のことを人質にとられたロフィリアは従うしかなかったのだ。自分が大人しく捕まれば大切な人達が守れる。ならば今は、大人しく囚われてやろう。 親族を含め自分を捨てたものたち、自分を悪だと言ったものたちにいつか復讐を、裁きを降すことを決意して。 ロフィリアは今も祈り続けているのだ。 大切な人たちの幸せを願って。 親族や愚か者たちの不幸を願って。 彼女は今日も言葉を紡ぐ。 神の代行者として。 神の代行者を騙って。 『大丈夫、我が国には神の加護があるのです…私の言葉を信じてください。私の言葉は神のお導きなのですから』 『これは試練なのでしょうね…祈りましょう…自国から離されたとしても、心は傍にあるのですから』 『神の言葉と言った方が都合がいいのです。人は神に従順でしょう？』 『私が守りたいのは大切な人達だけ。あの子達だけ…正直それ以外はどうでもいいのですよ』 『さぁ、戦争を捧げましょう』 【通過シナリオ】 蹂躙するは我が手にて 生還 AF 加工された時の時計 『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 本来の”時の時計”は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手により加工され、「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」アーティファクトと変化している。 え！？お前バニークラブで働いてたってマジ！？ 生還

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ