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◤Ignis・West｜イグニス・ウェスト　　僕/あなた ──────────────────────────────────────────────── 敬虔なキリスト教徒の少年。毎日教会に赴いては祈りを捧げている。 年の割には少々大人びた印象を受けるが内面は年相応。言葉使いはこの年代にしてはきちんとしている。教会や地域の人間に言葉遣いには気をつけなさい、と注意を受けて直したのかもしれないし元からこうなのかもしれない。どちらにしてもほどほどに聞き分けのいい子供である。 何か欠点を挙げるとすれば少々人見知りである。知らない人間を前にすると少しつんけんしてしまう節がある。慣れるまで怪訝そうに見つめてしまうし、周囲に見慣れた人物がいればその人の後ろにささっと隠れてしまう。 趣味は読書と天体観測。夜な夜な家の中から空を見上げ、星をノートにスケッチしているとかなんとか……。 好きな飲み物はハニーミルク。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 宗教家(2015)ベース【 オカルト / 聞き耳 / 経理 / 心理学 / 説得 / 図書館 / 歴史 / 信用 】 22-影が薄い 生まれつき目立たない。<忍び歩き>および<隠れる>に+20%。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通過予定｜Hades HO2 HO2 christian ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 貴方は教会に通う子供だ。 敬虔なキリスト教徒である。 貴方は3日前に母親を亡くしている。 生まれてから今まで、貴方は美しく優しい母親と共に町はずれの小さな村で暮らしていた。 その村は地図にも載っていない、誰も知らない忘れ去られた村だ。 村に住むのは貴方と母親、そして半分獣のような姿の村人たち。 そんな不思議な環境で、貴方は母親に十分愛されて穏やかに育った。 学校には行けないが、母親に様々なことを教わり、村の人々のお手伝いをし、毎週日曜日は町の教会に通う日々。 しかし3日前の夜、愛していた母親は死んでしまった。 貴方は母親の帰りが遅いのが気にかかり、町まで探しに行ったのだ。 そして見つけてしまう。薄暗い路地裏に倒れている母親の姿を。 彼女はどうしてか、心底幸せそうな表情で死んでいた。 しかし貴方は、突然の家族の死を理解できなかった。理解したくなかった。 そして、「母親を生き返らせよう」と、そう思った。 それは無垢が故の愚かな発想。だが突然の孤独に耐えれるほど、貴方は一人に慣れていないだろう。 ──────────────────────────────────────────────── 貴方は神を信じている。 貴方の目的は もう一度母親に会うこと。 また、貴方の願いは【母親のハニーミルクがまた飲みたい】だ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ❏ 所持情報 母親の名前はエリザ。愛称はエル。 彼女はいつでも若々しく美しい。貴方が生まれてからずっと、歳を取っているようには見えないほどだ。 また、村の名前は「Kokabiel（コカビエル）」という。母親によると星の神様の名前らしい。 村の人たちがどうして半分獣のようなのか、聞いても「そういう人たちもいるの。大人になったら教えてあげるわ」としか答えてくれなかった。村の人たちの大半は貴方達に親切で優しかったため、ますます謎は深まるばかりだった。 母親からは様々なことを教わった。一般教養から星の話、また少し不思議な魔法の話まで。 彼女はとても物知りで、貴方はそんな母に影響され好奇心が旺盛だ。 父親は貴方が生まれる前に亡くなったと聞いている。 写真を見たことがあるが、とても穏やかそうな男性だったことを覚えている。 貴方は母親の亡骸を、海辺にひっそりと咲く花畑に埋めた。 どうにかして母親を生き返らせたい貴方は、以前に聞いた魔法の話を思い出しながら家の中を必死に調べた。 しかし子供の力では動かせない本棚や鍵のかかった部屋がいくつもあり、殆ど情報は得られなかった。 無力感に苛まれながら、貴方はただ神様に縋る他ないのだ。 また、母親が死んだその日から、貴方は毎日悪夢を見ている。 だが決まって最後には、聞いたことのない女性の声で目が覚める。 その声はとても優しく、もしかしたら神様かもしれない、と思っている。 ──────────────────────────────────────────────── ❏ 母親との約束 貴方は母親に、以下のことを守るようにと言われていた。 ■村の存在を外の人たちに言わないこと ■村の人とふたりきりで会わないこと。用事があるときは必ず母と一緒に行くこと ■もし村の名前を知っている人が訪ねてきたら、鍵があるか聞くこと。鍵を持っている人には親切にしてあげること ──────────────────────────────────────────────── ❑ 事前導入 - 1 母親が死んだあの日から、貴方は縋るように毎日教会へと出向いている。 夢で聞こえるあの声が本当に神様であるのなら、きっと自分の祈りは届いているはずだ。そう信じ、貴方は今日も祈りを捧げる。 ＿＿＿ふと窓の外を見る。 鳥が羽ばたいていたのか、ふわりと白い羽が落ちる様子が目に焼き付いた。 ああ、いつの間にか空が曇っている。今にも雨が降りそうだ。 ──────────────────────────────────────────────── ❏ 探索者作成 現代ルールで作成してもらって構わない。年齢は10歳～15歳。 学校に行っていない為EDUの年齢ルールは適応されない。 職業は好きな聖職者系から選択、創作職業は要相談。 貴方はとても聡く、また人の心に触れるのが上手だろう。 INTに+3（上限は超えない）、任意の交渉技能に合計+50Pのボーナスがつく。 推奨は基本探索技能、応急手当、天文学、信用。 ──────────────────────────────────────────────── また、貴方は目的のほかに「願い」を設定することができる。 内容は自由、なしでも構わない。この願いは物語の途中で変化しても良い。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 極度のマザコン。思春期を迎える前だからか二人でいれば常にべったりとしてしまうし、他の村人の前でもすぐにお母さん、お母さんと話しかけている。マザコンと言うより年相応の幼さで母親を愛しているため少々尖った表現かもしれない……。とはいえ生まれてから今まで生活を共にしてきた血を分けた存在ともなれば、その程度の執着は生まれてしまうのも仕方ない。いつか寿命を迎え、自分より先に旅立つ日が来るのはわかっているけれどそれまでは家族と共に穏やかに過ごしたい。母親（とついでにそれを取り巻くいくらかの人間）さえいればそれで満足できた。 それ故に母親の死を非常に受け入れられないでいる。花畑に埋めはしたものの、土をかぶせる直前まで美しく幸せそうに微笑む母親の姿を見てどうしても死んでいるようには思えなかった。触れればどうしようもないほどに冷たくなっているのに。 埋葬しても諦めることができず母親を生き返らせようと行動を開始した。幼い頃から母親に教わってきた知識の中に不思議な魔法の話があったはず、それの中にきっと母親を目覚めさせる手段があるはず、とこの状況を打破できる何かが家にあると信じてやまない。自分ではどうにもできなかったけれど…… 幼さ故に無知で無力であり神に縋るしかないことを理解しているが、自分にもまだ何かできることがあるのではないかとどうしても考えてしまう。少し諦めが悪いところがある。定期的に動かせない本棚にタックルして動かそうとしたり鍵穴に針金を差してガチャガチャやってるうちに開かないか試してみたりしている。どれも失敗に終わっているのだが……。自分が無力だということを理解しながらそれを認めたくない節がある。 ──────────────────────────────────────────────── 亡くなった父親に代わって母親を守りながら二人で過ごしたい！と思っている。そう思うあたり亡くなったと聞いている父親のことも尊敬しているらしい。実際今の自分がいるのも二人が出会わなければなかった話のため会ったことがなくても大切な存在に違いない。もう会えないためどうにもならないのはわかっているものの、村人が家族三人で歩いているのを見かける度にほんの少し羨ましく感じている。会ってみたかったな…… 母親が作ってくれたハニーミルクが大の好物。もし母親を生き返らせることが叶ったらまた作ってとお願いしようと考えている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ラテン語で炎・篝火の意味を持つignis、死者蘇生実験を繰り返したと言われる架空の医師Herbert Westより ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・復活の呪文 ・自己保護の創造 ・夢を送る ・アーティファクト『流星のピアス』 願いを込めた石を砕いて作ったピアス。 つけていると幸運に+10

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