タグ： DIOR TRPG

俺の名前はー肩荷入　顎似出ーだ。 あるホストクラブでナンバーワンホストをやっている。 本名があまりにも突拍子もないから、本名を源氏名ということにしている。 まあ、本名だと言っても誰も信じないがな。 俺のことについて知りたいって？ いいだろう子猫ちゃん。 まず、この聴診器を付けてくれ。ああ、そう耳に付けて。 それでその冷たいのを、俺の胸に押し付けるんだ。 嗚呼、よぉし、いい子だ子猫ちゃん。 どうだい？聞こえるだろ？俺は生まれた時からこのビートを刻むハートを使っていてね。 直で聞きたいかい？ それはまだお預けだぜ。 じゃあお店の中にご案内だ。 おおっと。危ない危ない。 え？後ろに目があるのかって？ この身長だからな。今まで色んな物にぶつかってきたのさ。 まあぶつかるばかりじゃ芸がないから、避けることを覚えたんだ。 さて、話の続きだ。 子猫ちゃん、最近ハマってる事は何だい？ え？そんなことより俺の最近ハマっている事を聞きたいって？ 聞きたがりだな、子猫ちゃん。 まあいいか。 一つはお医者さんごっこだ。これは崇高な趣味にしている。 君もわかっているだろう？ 君のような子がいる女子医大にふらっと行き、図書館で勉強し、家に帰る。 これもお医者さんごっこだ。正確には、お医者さんのたまごさんごっこかな？ そんな笑うことないだろう？ 医学部に行かなかったのかって？ 趣味を仕事にしたくなかったのさ。 でもこの趣味を続けているおかげで君のような子猫ちゃんがうちの店に遊びに来てくれてるんだ。 営業も兼ねてるのさ。 もう一つは、棚から隠れた名作を見つけ出すことにハマっているよ。 まあこれはホストなら誰でも持っている能力だが。 子猫ちゃんの髪留めからパーマアイシャドウマスカラリップネイル服鎖骨ハァハァバッグ靴下靴。 テーブルの上の飲み物もそうだね。ホストは目が良くないと成り立たない。 例えば君のアプリコットオレンジのリップ、俺は凄く好きだな。 話が脱線したね、この目を活かして何か出来ないだろうかと考えたのさ。 俺は閃いたよ、そしてその時天才だと革新した。 ビデオ屋のAVコーﾌｺﾞｯｯｯ 彼の意識はそこで途絶えている。

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