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・2010店員/商品知識としてひとつ＞図書館 ・HO2 /平凡な双子の片割れ 最近夢見が悪い ・【未明】未明は「夜が完全には明けきれていない時間」「明け方に空が明るくなり始める前の時間帯」という意味がある。 　朝にも夜でもない、なれない時間。姉さんに向ける感情も定められない。自分がどちらになりたいのかも解からない名前だな、と思っている。あまりに透明でからっぽでなにもない名前。 　でも姉さんに名前を呼ばれるのは、酷く涼やかで、あまりに綺麗で、たまにどうしようもなく耳を塞ぎたくなる。 ▼ 　明るくてよく笑う弟。自己肯定力ゲロ低愛想武装全方向敵愾心マン。 　弱みを見せることが何より怖いので、大体いつも笑ってる。怖い時ほど笑顔になる。心は弱い。 　自分は姉とは違い、愛想良く誰にも彼にも媚びないと生きていけないと思っている。 　形振り構わず努力をしていれば、いつか両親も片割れに向けるのと同じぐらい自分を愛してくれるのだと信じようとしていた。いつか話してくれるのを、教えてくれるのを、信じてくれるのを待っていた。結局そんな奇跡は訪れなかった。 　少なくとも今は、努力を止めず誰かに愛されたいと思いながら生きている。 　それを諦めてしまったら、何のために生きていきたいのかが解からなくなってしまうのが一番怖い。 　多分きっともしかしたら、誰かの唯一になりたかった。なれるとは思っていない。 　姉に抱いている感情は一言では言えない。 　世界一幸せになって欲しくて、絶対に幸せになってなんか欲しくない人。 　ところで、両親が車の事故で亡くなったのにドライブ誘うのってどういう心境？　あなたの曇る顔を見たいけど見たくない。 ▼【技能値について】 　幼い頃からの疑問に対して、与えられたことが無い答えを自分なりに得ようとして薬剤師や医者などを目指そうとしていた。けれど、莫大な学費と自分の器量を鑑みて、ついぞ誰にも相談せずに諦めた。優秀で愛されている姉が両親に強請るならともかく、自分などが「医療関係者を目指したい」とは言えなかった。 　医学、薬学技能は「独学で学んだ努力の名残」であり、現在は全く関係ない書店員として働いている。 　幼い頃から両親と姉、それから病弱で秀才な姉を慕い、自分を経由して接触を図ろうとする人間と散々に関わりその心情を慮り勝手な期待をしては勝手に打ちのめされてきた。 　人の機微や噂、自分に対する目線などを過剰に気にする臆病が故に心理学と知覚系技能が高い。 　図書館、信用は職業柄高い。 ▼ 　幼い頃：ねーちゃん　現在：姉さん

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