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秀才。 展覧会で天才と出会った。天才が手放しで自分の絵を褒めるのを聞いて、すごく救われたが、その後天才の絵を見てひどく衝撃を受ける。 天才と同居しており、彼の暮らしの面倒を見ている。 一人称：俺 花咲真琴→マコさん、花咲さん 聞き耳：マコさんが自室で悪さをしていないかを聞くため。 忍び歩き：マコさんが絵を描いている様子をそっとうかがうため。 写真術：マコさんが写真好きって言ってたので。そして、マコさんを写真に残したいから。 図書館：自分の努力で何とかなることを諦めたくないので、出来る限りの努力をしたいから。 目星：マコさんの才を見逃したくないため。 運転（車）：マコさんといっしょに、どこか展覧会に行きたいから。 製作（料理）：マコさんがごはんを作れないので、少しでもいいものを食べてほしいから。 説得：時には、マコさんの無茶ぶりを断るため。 芸術（油絵）：俺は、努力する「秀才」だ。 心理学：他人の様子をうかがいながら生きてきたので。 生物学：生きものを描くため、絵のため。 博物学：静物画を描くため。絵のため。 天才と同居している 天才は作業室も何もかもぐちゃぐちゃ。料理も家事も何もできない天才のために、同居している。 家族がやってくれていたり、ロシアにいたときは両親の知人がやっていた。ロシアでは奨学金ありで推薦で美術大学へ通っていた。 他の勉強には興味がない。興味があることにしか興味がない。 後援者が両親の知人。 一人でほっといたら死ぬと思って、秀才は天才の家に住み込むことにした。 天才の妹が面倒を見ていたが、妹が死亡した話を聞いて、絵が描けなくなった。 どうしようと悩んでいたが、ふと思い立って妹が死んだ日本へ訪れる。 日本へいこうと思ったその日にチケットをとって、日本へいくという計画性のなさ。 日本で計画性もなく、ふと入った展覧会で秀才の絵を見て、絵筆をふたたびとる。 秀才とはこのとき連絡先を交換した。ふつうは交換したときそんなに連絡をとらないが、その日の内に爆弾ラインを送りまくる。 「なにかいてる？なにでかいてる？どんな画材つかってる？いつもなにしてる？」「もっと君の絵がみたい」「君が絵をかいているところを見たい」 「これかくときは何考えた？」「これは何をモチーフにしてるの？」「これはどうやってかいたの？」 ロシアからは財布と絵を描ける道具しか持っていなかった。そのままホテルをとって、絵を描き始める。 ロシアでは騒ぎになっていたが、素知らぬ顔で日本に住み続ける。 三日後ぐらいに秀才が家へ来て、家事能力のなさに青ざめて住み込むことになる。 家で見た恐ろしいほどの才能を感じさせる絵画に、秀才はショックを受ける。 「家の周りで見たたんぽぽがきれいだから、描いた」 「ぼく、君の絵がほんとに好きなんだもん」 「いっしょに住むのたのしみ～！」 そんな天才の絵を見たい。見続けていたい。知人として、天才を追う秀才として、ぐちゃぐちゃの思いを抱えながらも近くに住み続ける。 天才はぐたぐた考えないタイプ。嫉妬していても、「あ、自分って嫉妬するんだ」って思う。描けないってなっても、「あ、描けないんだ」ってなる。

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