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ふわ　つぐゆき 4-3　異性が苦手　1d6→50 不和次如の日記 マスコットのような山羊に世界の終わりを告げられた。 一切実感がわかなかったけれど、テレビを見てみれば全世界でこうなっているらしい。 次いで、バフォメットと名乗るマスコットに「世界が終わる前に婚活をするように」と言われた。 以前昇進について打診を受けていたが、 僕の昇進というのは、妻がいないことがやはりネックだった。 これは僕にとっても難しい問題になるが、人生に置いて伴侶を作ることは人間としての難関とも言える。 挑戦してみるべきだという気持ちになったので、バフォメットの予約した婚活パーティーに赴いた。 結論から述べれば、結果は散々なものだった。 ①男性かと思ったら液状の生物　②甲殻類、もしくは菌類に近い奇怪な生き物　③男性 ③の男性は紳士的であり、最後には僕を助けてくれた。 もっと話を聞いておくべきだった。連絡先の交換も忘れてしまった。 助けてもらった、についても書いておこう。 例のラウンジでは特殊な薬物を使用して人間を怪物に食べさせるという行為に及んでいた。 彼のおかげでなんとか命からがら逃げだせたと言う訳だ。 そして②から受け取った「ウボ＝サスラのかけら」についても、研究室で調査してみることにする。 以上。 不和次如の日記 世界が終わるまであと二週間と少しになった。 今回、バフォメットに言われ緋染村の婚活ツアーに赴いた。 こちらもまず結論から述べれば、村の様子は酷い有様だった。 そこかしこで人間がおかしくなっていて、詳細は省くが、愛に狂っていたとでも言うべきだろう。 バフォメットも僕たちを監視していたようで、彼が言うには『計画通り』だそうだ。 何かを企んでいることは間違いない。 例の研究所を訪れた際、薊と名乗る人物に「今はまだ招かれざる客」と言われ、結局のところ、研究所を見ることなく引き返して今に至っている。 このウボ＝サスラのかけらが本当に世界の終焉を止めることができるのであれば、来るべき「招かれる時」に備えておくに越したことはない。 念のため、ウボ＝サスラのかけらについて僕が得た情報はここにも残しておく （以下ウボ＝サスラに関する情報が長々と記載されている） 　 そういえば、僕たちと書いたが、婚活ツアーで以前の婚活パーティーで出会った男性、千足さんと再会することになった。 そして今現在、僕は彼と生活を共にしている。 ライフラインが壊滅的な今一つ所に身を寄せることは非常に合理的だと言える。 僕が女性が苦手であることを告白した時、彼は同様に自身の嗜好についても語った。 その上で生活を共にすることの意味するところを、理解していないわけではない。 ただそれよりも、今は誰かと共にいることが、僕にとっては重要だった。 　 それにしても最近、体調不良が続いている。 大学経由の依頼の件はしばらくは後回しにするとして、体調管理には気をつけようと思う。 　 以上。 不和次如の日記 これで日記を書くのも最後にしようと思う。 つまり、僕の婚活はこれで終わりになるだろう。ということだ。 同性と共にある事を想定したことがなかったが、よくよく考えてみれば今の時代、それもあり得る話なのだ。 と、言う訳で、詳細は省くが、世界は救われた。 大学も次週から授業再開となる。 まずリハビリに後回しにしていた大学経由の依頼の件を確認してみたところ、 とある誘拐、もしくは殺人事件のプロファイリング依頼だった。 3か月ほど前に行方不明になったサラリーマンの男性についての犯人像の抽出が主だったものになる。 事件の詳細について見た結果至った推論は この事件の犯人像は「理性的かつ20～30代の男性」というところだろうか。 仕事が1カ月休みだった分、やる事が多い。 調査を進めることにする。

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