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6月28日生まれ 法学部生 地方の公務員に内定が出ている。 音楽を聴くのが趣味で昔から音楽を聴くことで辛い事から逃げ出していた。 兄に対して憎悪と親愛を抱いている。 兄の事は唯一の家族として、唯一の兄弟として愛している。どれだけ両親の目が兄にしかいってなかったとしても、兄の才能の前では己の努力は無に等しいとしても。 兄の作る楽曲は耳に馴染んで好ましい。イヤホン越しはもちろん、生で聞いていると、辛い事なんて何もないように思える。そんな兄の曲が好きだし、才能が好きだし、柔らかい笑みが好き。 だけど、いや、だからこそ、憎たらしくて仕方がない。 どうして同じ時に生まれたのにこんなにも差がある？ どうして両親は兄のことはあんなにも親身になっていたのに、俺には複雑な顔をする？ 同じ兄弟なのに、どうして兄ばかりが優しさを与えられている？ どうして。 どうして？ 兄は呑気でまったく俺の気持ちなんかわかっちゃいない。 こんなにも好きで、好きで、大好きなのに、嫌になるほど憎たらしい。 病床にふせった時、一瞬でも「そのまま死んでしまえ」と思ってしまった。そんな自分も憎たらしい。 何もかもが憎たらしくて仕方がない。 好きな相手を憎く思いたくない。だけど、憎たらしくて仕方がない。そんな自分が嫌でたまらないのに、そんな自分を肯定したい。 いっそ、いっそ この嫌な感情ごと全部受け止めてくれよ。 後遺症：HO2 伊丹千雨に対し執着する。 伊丹千雨がいない場合、全技能に-10。 好きな食べ物：梨、チョコケーキ

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