タグ： クトゥルフ 6版

山に魅せられた年若い登山家の一人。 学生時代に事故に巻き込まれ顔と体に傷を負い、当時打ち込んでいたサッカーを続けることができなくなったことがある。その後、リハビリの一環として友人に誘われたことをきっかけに上ったものにしか味わうことのできない達成感や爽快感、自分が満たされるような感覚が忘れられず山と共にある生き方へと進んでいった。 普段は山岳ガイドの職に就いているがボランティアで山岳救助員をしている。速く走ることはケガの後遺症によりできないものの体力には自信があり、持ち前の体格と持久力を活かして一年中山の中を歩き回っている。 性格は素直でまっすぐな青年。ともすれば一見楽観的で悩みがないように映ることがあるかもしれないが、それでも構わない。山は非常に危険で足を踏み入れた数時間後には命を落としているかもしれない。それでも彼は山を愛しているし、たとえ一度山道ですれ違っただけの相手だとしても危険は忘れないままで明るく笑顔で家へと帰ってほしいと思っている。 だからこそ不安や焦燥などネガティブにつながる言葉は口にせず、明るくおおらかに、屈託なく笑うようにしている。 ＨＯ２：Ａ　還らぬ友 その友人と出会ったのはとある山岳救助の際である。命に別状はなかったが背負って山を下りている中で友情が育まれた。度々登山先で出会ったり、声を掛けて共に難しい山へ挑戦したりと歳は離れていたが山で繋がった親友とも戦友とも呼べる相手である。 不安などのネガティブな事を口にしない友人であった。無理に自分の中に抑え込むのではなく自然の厳しさと同時におおらかさを受け取ってそれを人に分けるように豪快に笑う友人であった。彼が明るく笑うルーツは、この友人である。

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