タグ： チルドレンの日曜日

　明るく、友達も多い高校３年生。 しかし、周りには披露できない趣味を持っている。 それが「コスプレ」友人にはもちろん両親にも話していない趣味。 週末や連休を利用してコスプレショップに行ったり、イベントへ参加したりしている。 そんな彼女の趣味を知り、共有できる理解者（？）が一人...... ーーーとある日曜の日ーーー　※シナリオの日曜日とは関係ありません 「今期のアニメは装飾の凝った衣装が多いなぁ...」隣県の賑やかな駅。スマホでまとめサイトを眺めながら待ち人を待つ 「んん～このキャラの恰好なんかあの子に似合うんじゃない？」これからその子と新作衣装の材料を買いに行くのだ。衣装は手作りである 「私に...そんな露出を...求めないで。」ぬっとスマホをのぞき込む人物が一人。木崎の独り言も聞いていたようだ 「うわっはぁ！？めい...っ！お、おはようぉ！！」待ち人来る。彼女は白井めい。木崎の趣味を知る数少ない人物であり、クラスメイトの友人だ 「ごめん遅れた...でも、朝...早すぎ」めいは小さな口をきゅっと結び、あくびに耐えている。めいの舌足らずは寝起きだからではない、生まれつきらしい 「休日はとても短いんだよ！移動だけでも何時間もかかるんだから！」めいが来るなり、早速動き出す。 「眠い...足動かない...まずは朝ごはん」チクチクと愚痴を漏らしながらついて行くめい 　2人の出会いは友好的なものではなかった。 コスプレ衣装を見られた木崎が、めいを口封じに巻き込んだのだ。 だが、めいも今では満更ではなく、元々友達のいなかっためいはなんだかんだ充実感を感じている。 木崎も趣味を共有できるめいのことを大切に思っている。 だが、自身のオーヴァードとしての力、これだけはめいにも明かしてはいない。 　UGNに加入したのはの中学生のこと。同じ学校のチルドレンの子に声をかけられた。 いつ力に覚醒したのかは分からない。 ただ、彼女はいつもたくさんの友達に囲まれていた。 初対面でも友達になれた。 「自分の言葉には不思議な力がある」 これに気づいたとたんに今までの友好関係が薄っぺらく感じた。

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