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記憶を失う前は、名家の出である事を鼻にかけた言動の目立つ人間だった。 実際のところは、幼い頃から人間の汚い部分や世間の裏側ばかりを見せられて来た故の人間不信。 世の中は、その人物の思想がどうあれ、金と権力によって支配されている、と達観している。 それ故、綺麗事を言っている人間には「どうせ窮地に陥れば利己的な考えしか出来なくなるくせに」と嫌悪感を抱かずにいられない。 本当は「最後まで貫ける綺麗事がある」と信じていたいが故の反発である事は、本人は気付いていない。 だからこそ、滅私奉公を厭わず率先して行う人物の事は、口ではどう言っていたとしても、心の底では尊敬し、信頼している。 自己評価としては「自分は心が折れた人間である」と思っている。 貫き通したい綺麗事を、少年の心のまま貫き通す事も、汚い大人に染まって踏みにじる事も出来ずにいるためである。 どちらになる必要もなく、ただ綺麗事が許される結果を求めるために清濁併せ吞む大人になればいい、という気付きは、彼にはまだ訪れていない。 PCイメージ：F/a/t/eの慎/二 ■ディレッタント　　（セレブ） 　運転（自動車）、芸術（音楽、美術、文学、ダンス、何かスポーツ）、信用、図書館、 　法律、他言語（英語等）、 　【次から2つ選択：乗馬、写真術、操縦（航空機、船舶）、拳銃、ライフル、ショットガン、武道（任意）】 →選択は「拳銃」「ショットガン」

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