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【プロフィール】 家族構成：両親、自分 誕生日：4/17 好きな食べ物：ビーフシチュー、ヨーグルト 苦手な食べ物：油っこいもの 趣味：読書、ハープ 現在：大学近くのマンションで2人暮し。よく皿の割れる音がする。 【背景】 7歳の時、志信は事故にあった。 家の前でボール遊びをしていた志信に突然車が突っ込んできたのだ。そばで見守っていた父が志信を庇わなければ幼い志信は死んでいただろう。 幸い2人とも命は無事だったが父には後遺症が残ってしまい、職である自衛官を辞めざるを得なかった。 志信は父の後遺症を治したかった。だから医者を目指したのだ。 しかし志信には欠点があった。血を見ると気絶してしまうのである。あの事故がトラウマになってしまったらしい。どうにか克服しようと努力し、なんとか映像までは耐えられるようになったが実物はダメだった。3秒で意識が飛ぶ。 医者になるのは無理だった。実習で何度も意識を飛ばし同級生には呆れられ教授にも学部変更を進められた。 必死に勉強したあの時間もトラウマを克服しようとした努力も全てが無駄になってしまった。 志信の心はポッキリと折れた。 14年分の努力も想いも目標も失った志信は21歳のときに大学を退学した。 そして今や立派な自宅警備員ーーまたの名をNEETーーである。 大学を辞めたあと何度か働きに出たが全て長くは続かなかった。就いては辞めを繰り返し1年半前からはずっと家に引きこもっている。ネットを見たり本を読んだりしながら日々を過ごし出かけるのはコンビニついでのたまの散歩くらいだ。 そんな志信に父が南の島への招待状を持ってきた。父の友人であるジョニーから貰ったらしい。ジョニーとは志信も面識があった。たしか父の知り合いの元部下で……詳しいことは知らないがジョニー自身は明るく気のいいやつだと記憶している。 両親は用事があり行けないらしいが気晴らしに志信だけでもと言い招待状を渡してきた。 正直言って行きたくない。強い日差しは苦手だし一人で南の島だなんて行く気分でもない。 だが志信を心配する父の優しさを無駄にはしたくなかった。 南の島へ行けば何か変わるのだろうか？ ――――――――――――――――――――――――――――― 【泡沫なる夢】 あの島での出来事を志信は生涯わすれることは無いだろう。 何も変わらないと思っていた。何も意味がないと思っていた。でもあの島にいた全員がそれは違うと証明してくれた。 家に帰りただいまと言うと父も母も志信を見て驚いたような顔をしたあと嬉しそうに笑った。父はおかえりといいながら志信を抱きしめて「なんだか顔つきが変わったな。なぁ？行ってよかっただろう？」と何も知らないはずなのに悟ったように言った。 彼のことも何も言わずに受け入れてくれた。母は一言「本当に素敵な体験をしたのね」と言い笑った。 ここ数年のことを思い返す。 もう自分には何もないと絶望し迷子のような気持ちでいたこと。他の道に進もうともしたが支えのない心では何もできず泥沼へ沈んでいったこと。心配そうな両親の顔。カーテンの閉まった暗い自室。 今はどうだろうか？こんな父と母の笑顔は久々に見た。空は青く風が心地いい。隣をみると光を含んだ瞳がきらめいてみえた。 落ち着いたら両親に話してみよう。志信は医者になりたいのだ。彼にももっとハープを教えてほしい。 少しずつ出来ることを重ねていこう。大丈夫。1人じゃない。 今日できることを精一杯がんばって、また明日へと繋げよう。 ！解除実績！ ☆皿割りマスター ☆濃厚な展開 ☆カナタシェフとシノブシェフの晩SAN会 ☆ビー蟹 呪文【泡沫なる夢】コストなし　 使用には【芸術：ハープ】に成功する必要がある。 概要：アリオンが作った 悲しくも美しい暖かな曲。この曲を一度聞いた者は、魂へ記憶と共に音楽が刻み込まれる。 例え貴方が死んでしまって、何もかも忘れて生まれ変わったとしても、この曲を聞いて どうか私を思い出せるように…。 効果：1シナリオにつき1回だけ使用可能。美しい音色を奏で、この曲を聞いている周囲の人のSAN値を1d3回復させる。（自身の回復は不可。） さらにこの曲を「どこかで聞いたことある」者がいたのならば、その歌を聞いた懐かしい日々を思い出し、その者は追加で1d3のSAN値を回復できる。

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