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歌唱力が高い有名なシンガーソングライター。歌が大好きな21歳。昔バンドを組もうと誘われたが一人が好きな故にシンガーソングライターになったと本人は言う。 音楽活動としてはテレビ出演はなく、動画配信サービスを利用して活動している(顔だしはちょいちょい)。 とても人思いで人懐っこいタイプ。ちゃらちゃらした見ためだが自身が作る音楽はポップと言うよりはバラード。弾き語り。彼の歌はとても落ち着きがあり人の心を癒すとよく言われている。このギャップで有名になったらしい。 ｢まぁ、姉貴のおかげって言えばいいのかねこれは、いやいやいや……｣ 鐡 瑠璃、年齢……今は27か、 俺の家は何故か皆警察関係、親父は警部、お袋は保健師、姉貴は巡査？しらね、 親は昔から立派な警察に仕立てあげようと意味わからん教育ばっか、俺らの気持ちなんてまるで分かろうともしない。何があったんだか(笑)、結局姉貴も渋々警察関係。 俺と姉貴は歌が大好きだった。でも歌うと怒られた。｢歌なんて歌って何の役にもたたない｣だとよ、笑えてくる。あいつらは音楽の価値を分かってない。俺たちは音楽のおかげで今までやってこれた。小さい時辛い時はクローゼットの奥で姉貴がよく歌を歌ってくれた。…そういえばあいつも音楽の仕事がしたいって言ってたな、警察学校入った後に警察音楽隊目指すっても言ってたけどそりゃあ親は猛反対。馬鹿みたいほんとに、そんくらいいいだろ別に。 ＿＿＿20XX年、夏、その日は猛暑日で最高気温も更新されるような暑さだった。 俺は家に帰るのが嫌だったしちょうど夏休みだから友達の家に泊まった。次の日、帰ったらこっ酷く叱られるんだろうなとか思いながら家に帰った。久々に帰りが早かったのか、鍵が空いてる。 ……リビングには両親が呆然と立ち尽くしていた。 ｢瑠璃が死んだ。｣ サラッと告げられた突然の姉の死。馬鹿みたい、もっとそうゆうのはこう、重みってもんがあるだろ。詳しく聞くと通り魔から住民を守ろうとした際に、らしい。 両親の目からは水が溢れていた。あ、こいつらも泣くのか。 ｢ごめんなさい。こんなに早い死だなんて。｣ ｢好きな事をさせてやれなくてすまなかった。｣ ｢｢加吉、貴方は自由に生きなさい｣｣ …………え？なになになに？吹っ切れた？ほんとにこいつら警察？命の重み分かってる？？つくづく馬鹿だな。 ｢へーーじゃあ好きにさせてもらうわ。精々姉貴に一生縋って詫びるんだな。｣ それ以降俺は姉貴の分まで(出来るかわからんけど)音楽活動に取り組んだ。 音楽は偉大だ。傷ついた心を癒し、希望を与える。 もし昔の俺らみたいに辛い現実を抱えている人がいるのであればこの歌を通して元気になって欲しい。そんな願いを込めて今日も歌う。 【プレイ済シナリオ】 不幸に憑いた塵 【自己満memo】 加吉:カキツバタ(幸せは必ず来る)より ツバメ:燕子花より 瑠璃:ブルーデイジー／瑠璃雛菊(幸福)より

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