タグ： 現代 日本人

幼少期にからくり錠に魅せられた大学教授。顔がいい。 高いスペックの全てを錠と鍵に関することに活用する残念な人物。だが顔がいい。 手先はあまり器用ではないが、努力して鍵師技能検定試験二級に合格した。そして顔がいい。 「関節をロックする」という行為にそそられ関節技をかじった。それ以上いけない。それにしても顔がいい。 「絶望の孤島」生還。ナイトゴーントとノーデンスに遭遇した。 後日、銀の鍵を発見者であるフジキドが所持していると考え彼を訪ねるであろうが、鍵は消えており落胆することとなるだろう。 彼が発見していなければ銀の鍵を見ることすら出来なかったので、お礼として回らないお寿司でも奢ったのではなかろうか。 【「絶望の孤島」以降の追記】 専攻は歴史。鍵の成り立ちや歴史についての研究だけをしていたいが、学生の教育や論文指導も(渋々ではあるが)行う。古代エジプトのからくり錠に触れる機会もあり、考古学にも明るい。 アンティークの鍵や錠、特にからくり錠の収集に執心しており、自宅はそれらで溢れかえっている。眺めたり、手入れをしたり、鍵をかけたり開けたりするのが至福の時。特に気に入った物はネックレス状にして身につけている。主に古物商から購入しているが所有者(国内外問わず)に直接交渉する場合もあり、交渉能力は高い。交渉に役立つだろうと思い心理学も学んだ。まだ見ぬ掘り出し物を見つけるため、多少目端が利く。 鍵の仕組みにも興味があって勉強しており、その一環で鍵師の資格を取得した。ピッキングの際にダイヤルやピンが動いた音を聴き逃さない様、知覚が若干鍛えられている。 基本的にはあまり感情を表に出さず、他者にも関心を払わない人物。ただし、鍵が関係している場合はその限りでない。自身の外見については無用な人物を引き寄せる面倒なものではあるが、交渉等では役に立つものである、と割り切っている。 沖縄へ向かう船が転覆、無人島へ漂着したことがあり、その際に超常の存在が実在していることを知った。その島で不思議な力を持った『銀の鍵』に一目惚れし、帰還後はそれを探し求めている。万が一入手しても力を使うと『銀の鍵』がどこかへ転移してしまうと考え、使用するつもりは一切ない。 「カタシロ」生還。 記憶喪失となりイサダ医師の世話になる。落雷によって記憶を無くしたのだろうと説明され、3日間は治療が必要だと手術室に留め置かれて困惑した。 治療初日。酷い倦怠感と頭の重さを感じる。記憶を取り戻すための会話の中で"囚人のジレンマ"についての感想を求められ、共犯者との関係性にもよるが恐らく自分のメリットを取るだろうと語った。その内容から自分は合理的かつ利己的な人物だったのだろうと予想する。イサダ退室後、隣の病室からイサダの息子であるアキラに声をかけられ会話した。記憶を失う前から子どもと話す機会がなかったのか戸惑いを感じていたが、事故に遭って全身が動かないという悲劇的な状況を語りながらも終始明るい調子のアキラに好感を抱く。知識量と高い説明能力から教職だったのではないかと彼に言われたが、半信半疑だった。 治療二日目。初日の体調不良は緩和されるも、視界にノイズが走る状態になる。自身の所持品を見て職業と年齢、鍵に思い入れがあるだろうことを知る。"テセウスの船"について訊かれ、元の船を知っている者が置き換わった船を見ても違いに気づかないのであれば、それは元の船と同一の存在であると答えた。イサダ退室後に手術室を探索し、謎の適正率が書かれた名簿を発見。不穏な走り書きもあり、イサダに疑念を抱く。

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