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感情を殺している少女 一人称:私 二人称:○○さん 幼い頃は名前負けしないほど可愛い笑顔をする女の子だった。 どんなことにも素直に喜んだり悲しんだり感情豊かな女の子だった。 しかし誰からも愛される存在だった彼女にストーカーが現れた、笑輝は何度も警察に相談したり 学校帰りは両親と一緒に帰るという徹底ぶりをしたにも関わらず、ストーカーが暴走 笑輝が学校でいない時に家に侵入し、在宅ワークをしていた両親を惨殺 笑輝が家に帰ると惨殺死体の両親の姿を発見、そこでストーカーが笑輝に襲いかかろうとしたところに 異変に気付いた近所の人が呼んだ警察が駆け込み、ストーカーは逮捕、笑輝は保護された。 人望のあった両親の葬式には親族はもちろん、会社関係者や学校関係者も沢山の人が葬式に来ていた。 皆泣いてる中、笑輝は両親が言った言葉を思い出す。「泣いている人がいたら笑輝の笑顔で癒してあげて」と だから笑輝は両親の言った言葉通り、ずっと笑っていた。悲しくて辛くて泣きたくてしかたなかったけど それでも自分の笑顔で人を笑顔にできるのならという子供ゆえの純粋な心で笑輝は笑った。 しかし、両親の両親、所謂祖父母に当たる人たちがそんな笑輝を見てこう言った。 「お前のその笑顔のせいで息子たちは不幸になった!!その笑顔が人を狂わせたんだ!!」 「お前は二度と笑うな!!!」 自分の笑顔で人を…自分の両親を不幸にしてしまったと思った笑輝はその日以降二度と笑顔を見せなくなった。 両親がいなくなった後、色んな親族の元にお世話になったが皆笑輝のことを腫物のように扱い、 時には暴力、時には虐待、笑輝が感情を出そうものならそれを罵り、笑輝はだんだん心が壊れていき そして感情を殺すようになった。 放心状態の笑輝を施設にやろうという親族会議の時にとある男性に話しかけられた。 それは探偵をしているという幸路 貴洋(箏琴さんの探索者)だった。 彼は笑輝に優しく笑いかけ、そして家族になると言ってくれた唯一の人だった。 そして貴洋に引き取られた笑輝は貴洋の家兼事務所で暮らすことになる。 男は奥さんや子供が亡くなったにも関わらず、ずっと笑顔で笑輝を娘のように可愛がってくれた。 しかし今まで色んな大人に虐待された笑輝は大人を信じることができず、しばらくは口を聞くことはなかった。 数年経ちようやく普通に話せるようになった、しかし決して貴洋のことを父とは言わなかった。 自分のことを本当の娘のように可愛がってくれる、 助手という仕事を与えてくれた貴洋のことを本当は父と呼びたかったが 以前親族の人に父や母と呼んだ時に気持ち悪いと言われ、それ以来どんな人にも父と母と呼ぶのをためらっていた。 それに自分は幸せになってはならないと思っているので仕事以外は極力接することを避けていた。 そんな関係をずるずると引きずりながら助手としての仕事を頑張り日常を過ごしていたある日 以下HO関係 事故のあったあの日 貴洋が大切にしていた時計が壊れたので修理に出して、修理が終わって引き取りに行ったその日 大切そうに時計の入った箱を抱えていた貴洋の後ろを付いていた笑輝 青信号を渡っていた途中、歩きスマホをしていた若い子にぶつかり、箱を落としてしまった。 男は慌てて箱を拾おうとしたその時、キキィィィィィというトラックの音がする。 笑輝はとっさに「パパ!!!」と叫び男を突き飛ばし、とっさに箱を拾い上げ胸に強く抱いた。 笑輝は男をかばいトラックに引かれ、そして亡くなった。箱は時計だけは無事で 現実を突きつけるようにカチコチと動いていた。 パパが聞こえていたのかどうかは笑輝にはわからない。 そして事故があったその日は、運命のいたずらなのか笑輝の両親の命日でもあった。 それでも笑輝は自分が死んだことを後悔はしなかった。 幸せになっては行けなかった自分を幸せにしてくれたから。幸せにしてくれた貴方を 助けられたことだけがとても嬉しいのです。私を娘にしてくれてありがとう。 パパと約束し、自分の死を受け入れロスト 細かい設定 笑輝は貴洋に奥さんや子供がいたことは知らない ひ弱な貴洋の助けになるのではないかと思い、体を鍛えたりしている。 親戚にたらい回しにされてもきちんと学校には行かせてもらっていたので 一般常識はもちろんそれなりに知識もある。 基本ほぼ真顔、普段は隠れているので見えないが虐待の痕が体中にある。 笑輝は『ずっと笑顔で輝く日々を送れますように』という両親からの願いが込められている。 「私は絶対に笑わない、笑っちゃいけないんだ…」 . 2022/08.14 お盆の奇跡に感謝し、再び眠りにつく。 「沢山お話してくれてありがとう、パパ」

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