タグ： しろ卓子

10/8生まれ　イメージCV:笠間淳さん　（【よそのこ】敬称略です） 「桜花 とく散りぬとも おもほえず 人の心ぞ 風も吹きあへぬ」──紀貫之　 桜の花はそれほど速く散ってしまうともおもえない。人の心こそ風も吹く間に変わるものだ。 四肢や脊柱の疾患、外傷、先天異常などの骨や筋肉や関節の形成外科学的な医療に携わる外科医。 弟に劇作家の光陽(みつはる)がいる。彼のかつての恋人で橘兄弟と幼馴染でもあった【有楽春子】が幼少の頃から病弱で、もともと自分の母親も手先に先天性の疾患を持っていたことから(私生活でのひょんなことから知ったので光陽は知らない)、「医者になりたい」という夢に拍車がかかり、今に至る。 勉強熱心な性格で、熱血漢じみた気があったりなかったりする。口先だけのもの、詭弁を嫌い、「自分は舌先三寸でその場をやり過ごすなんて器用なこと出来ない（し、きっとそういう人間とは合わない）」とし、どれだけ薬や医療技術に頼ろうと、その時点で頼れるものは迷わず頼り、論より証拠の最善の結果を出すことこそを意義とするひと。もちろんそれによって患者を不安にさせることなど本末転倒であるので、同じ「ことば」のやり取りでもインフォームドコンセントは手段としてきちんとこなす。怠ってはいけない領域とそうでないものとをきっちり分けて考える性格。 魔法はこの手でつくる。この手で掴み取る。掴み取るお手伝いをする。 だって、信じていたいじゃないか。信じたいのに不自由があって叶わないなんて、あまりにも悲しいじゃないか。 だから、進めない脚があるのなら歩めるように。 だから、掴めない手があるのなら握れるように。 俺は治そう、自分のこの力を以て。 10月8日……骨と関節の日　願わくば、ヒトがヒトたる自由を謳歌できますよう。

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