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吉村柊也《よしむら　しゅうや》 年齢：19歳 大学生。 生命機能に致命的な障害を持って生まれた『兄』の『スペアパーツ』として 生まれたクローンのようなもの。 オリジナルである『兄』に『なにか』があった場合、 パーツとして使用されることになっていた。 周囲からの評価は『実に平凡』。 良くも悪くも目立つ兄を見て自己主張した時期もあったが、 両親は兄ばかりを優先するばかりで虚しくなり、 努力をする事を止めて腐ってしまった。 両親が事故で他界したせいで 『これで両親による兄弟間の差別がなくなる』 と、少しだけほっとしている。 ――とともに少しの後ろめたさも持っていた。 シナリオ『EUREKA』を通して自分の生まれた意味と存在意義、 そして自分が犯した罪を知って自ら殺した兄を生き返らせると共に 最後の逃避行中に力尽きて『兄』と心中するに至る。 オリジナルの『兄』には 『これからはお前が幸せになるためにお前の人生をお前のために生きてくれ』 と遺言を言い渡されたが、 今までずっと兄のために人生を費やしてきた柊也には、 兄が居ない未来で幸せになっている自分の姿が想像できず、 短くとも自分の寿命を使ってでも兄を甦らせることを選び、 その命を燃やし尽くした――。

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