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あお クトゥルフ2015『警官・刑事』に準拠。 ●職業技能 　┗目星、聞き耳、説得、言いくるめ、追跡、法律、心理学 　＋以下から１つ選択(運転、信用、組み付き、武道、日本刀、拳銃✓、杖) ●職業特記 　┗現在は警官ではないので適用無し。 ●職業ポイント 　┗EDU*20 ●特徴表 　┗6-4【実は生きていた】 　┗4-5【不思議ちゃん(D)】1d6→3 ●拷問初期値 　┗<知識>の半分(『代理殺人は覚めないうちに』のシナリオルール) 元捜査一課刑事の殺し屋。今はアジトである児童養護施設の事務員を勤めており、子供達の世話などを手伝っている。 ３年前にとある事件に巻き込まれ、妻と２人の子供を亡くし、自身も重傷を負う。 一命を取り留める事はできたが、事件以来ショックから感情が希薄になり、生きる希望を失い辞職。 状況や理論から相手の心理を読み意図を汲み取る事はするが、感情が希薄なため他人に対する共感能力が失われている。 また、無意識下における事件に対する忌避反応からか、当時の犯人の名前を認識する事ができないので「アイツ」と呼んでいる。 今となっては、妻の指輪、擦り切れるまで何度も見返した家族写真、一人では広すぎる家、復讐心だけが手元に残ってしまった。 ２年前にボスからの勧誘の手を取り、家族を奪った犯人のような腐った人間をこの世から抹消するために銃を握った。 事件に巻き込まれるまでは職場の人間から「誰に対しても面倒見が良く、明朗で活発、正義感の強い刑事である」と評価されていた。 『仕事』の時は独り言が増えてしまう癖がある。 本名は金充 鉄(かねみつ てつ)。後追(アオ)はボスがくれたコードネーム。 ✂＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ３年前、市内で起きていたとある連続殺人事件の捜査を担当していた。 犯行はいずれも子供のいる家庭を狙ったもので、どの事件も全ての被害者の遺体は最終的にリビングに運ばれており、 犯人は死屍累々のリビングに滞在しテレビを観たり食事を摂る等の『一家団欒』を楽しんだ痕跡を残していた。 また、遺体の検死解剖の結果、一部の遺体からは男女年齢問わず腸や膣、口内から精液が検出されている。 そういった残虐性を見せる事件の犯人をこれ以上野放しにする訳にはいかなかった警察は捜査に全力を費やし、 自身も例外ではなく日々捜査に走り回り、帰りが遅くなったり署に泊まり込む事も多かった。 家族に毎日寂しい思いをさせてしまっている事を申し訳無く感じ、 子供の居る家庭ばかりを狙った連続殺人事件であることもあって、気を付けた方がいいと言う同僚達からの勧めに甘えてその日は早く帰ることにした。 家族に会える事を楽しみに帰ると、妻と子供たちが待っている筈の家に灯りが点いておらず、テレビの音だけが聞こえる。 夕餉の香るリビングに入ると、そこにはテーブルに並べられた４人分の食事、自分が追う事件のニュースを知らせるテレビ、ソファーに座る血塗れの家族。 ドアの陰に隠れていた犯人に背後から襲われ、数か所をナイフで刺されたり切りつけられたりなどをして重傷を負わされてしまう。 瀕死で動けなっている時、xxxと名乗る男はこれまでの犯行を自慢気に語り、警察を見下す言動を繰り返した。 そして「オレを追ってるお前のことを前から良いと思っていた」と言われ、家族の遺体の前で強姦される。 無能な警察の人間の家族を殺し、その家族に無能な警察の姿を見せつける事に酷く興奮したという事を、何度も揺さぶられながら言い聞かされる。 最後の抵抗でxxxの銃を奪って傷を負わせるも、予想外の出来事に激昂したxxxに滅多刺しにされて意識を失う。 犯人を撃った際の銃声を聞きつけた近隣住民が通報したお陰で早期に発見され辛うじて一命を取り留めるが、 発見当時は出血が酷くとても生きているようには思えない状態で、後遺症も無しに生きているのが奇跡だと言われている。 抵抗の甲斐あってかその後犯人は逮捕されるが、事件のショックで感情が失われてしまい、家族の葬式の時は泣く事すらもできずにいた。 家族を失い、生きる目的を失い、茫然自失となってから辞職をするまでにそう時間は掛からなかった。 それから１年。希望も無く生きていると、xxxが裁判で死刑を言い渡される。 そんなニュースや元警察仲間からの知らせを他人事のように聞いていた。 喜びも悲しみも無いまま、家族の一周忌に墓参りでその報告をしている時、老人口調の少年に声を掛けられる。 聞けば、xxxのように家族を殺し死刑となった者たちを自分自身の手で処刑できるよう手引きをしてくれるのだと言う。 「お主のような遺された者の望むように、お主たちの家族を奪った者たちを殺したいと思わないか？」 気が付けばその手を取っていた。生きていれば、自分の子供と同じくらいの大きさの手。 その手は生きているようには思えない程に酷く冷たいものだったが、僅かに残された復讐心に火を灯すのには十分な熱だった。 緋色 正義 https://charasheet.vampire-blood.net/3529154

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