タグ： ベラドンナの箱庭

軽音楽部所属、ギターボーカル担当。 染髪カラコンで派手な見た目。 明るく元気な性格でどんな人物にも分け隔てなく接し、誰とでもすぐに仲良くなることができる。男女問わず友人が多い。 SNSのフォロワー数も多く、定期的な更新を心がけるマメな一面も。 一見性格の良い元気な女の子に見えるが、その実自分がナンバーワンでないと気が済まない腹黒。 自分こそ一番愛され一番目立ち一番ちやほやされるべき人間だという妄執に囚われている。 世界の人間は全員自分を特別扱いし崇め敬う舞台装置と信じて疑わない。 普段愛想よく振る舞っているのは、チヤホヤされるため、そして、いざという時に自分が都合よく動かせる人間を増やしておくため。 明るく優しい自分に酔っている。 そんな中、自分より目立ちちやほやされている蜘蛛井に出会ってしまう。 自分がナンバーワンであるはずなのに、彼女は自分よりも目立ち愛されている。 その事実は己の嫉妬の炎を燃え上がらせた。 悔しい。彼女を引き摺り下ろしたい。彼女のポジションが欲しい。彼女にとって代わりたい。 その感情は日に日に熱量を増していき、ついに彼女は蜘蛛井に声をかける。 「王子様、私と対等な友達になってくれませんか？」 見ていろ蜘蛛井啓、私がお前を王子様からただの人間に引き摺り下ろしてやる。 そして私がこの学園で一番のロックスターになるんだ。 そんな己だが、憎しみゆえに彼女の側にいるうちに彼女を手に入れたい、自分だけが彼女のお姫様でありたいと思うようになっていった。 しかし本人はその感情を自覚していない。 普段は蜘蛛井、(何故か蜘蛛井が執着している)鬼頭、(声をかけてやることにより周りから「優しい己さん！」と思われることを狙って)森川の四人組で所謂【いつめん】として一緒にいる。 が、鬼頭と森川のことは内心ただのモブだと思っている。 鬼頭に関しては気味の悪さを感じており、正直苦手。 蜘蛛井との写真をSNSに上げるとイイネが稼げるのでよく一緒に写真を撮りたがる。

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