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2002年　1月1日 どちらかと言うと真面目な性格、人並みの優しさを持つが、そこそこの人見知り。 周りの評価は可もなく不可も無く。ハッキリ言って影が薄い子。 そんな感じで小中高と特別目立つことも無く、美大への進学が決まった。 「ああ、せっかく大学も決まったから、ちょっとくらい羽目を外してみてもいいよね？」と悪魔の囁き聞こえて 髪をバッサリ切って明るく染め、1人テンションを上げていた。 そんな時に、学部で新入生飲み会の案内が届く。 人が多いところはそんな好きではないが、自分は変わったんだと参加を決意 当日、緊張でアガっていたのも、アドレナリンが漲っていたのも相まって、今まで一回も飲んだ事の無かった酒を呑む！呑む！！ そして挙げ句の果てに嘔吐する。 最悪なのは同級生であり、幹事であり、カッコよく、優しい陽キャであり、人気者の前で嘔吐した上に、吐瀉物をかけた。 みんなの前で。 その後の記憶は曖昧だが、場の空気に耐えられず途中で抜けて這う様にして帰った気がする。 始業式の日、重い足取りで大学に向かうも道中で、お婆さんが川に大切な物を落として困って居たので助けようと川に近づき足を滑らし川に転落。 結果お婆さんの大切な物を見つけることができたが、ずぶ濡れになってしまったので一度帰宅 とりあえずお風呂に入り直して、時計を見れば、今から死ぬもの狂いで走れば間に合う時間ではあったが、心が折れ休みの連絡をしてしまった。 「夜、布団で目を瞑ると　あの日誰かが、私の事を”嘔吐ちゃん”と呼んでいた様な気がしてくる。」

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